TVKテレビの新車情報を斬る!

三本さんと三清さんの新車情報が大好きで長年メルマガを発行していた筆者のブログ

スズキ・Kei Vol.6 (1998/11/12)

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TVKテレビの 「新車情報’98」 を斬る!』
         Vol.6 (1998/11/12) 毎週発行
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★11月9日放映
【スズキ・Kei】

今週も前回に引き続き、軽自動車が取上げられました。今年10月からの軽自動車新規格をもう一度確認しますと、排気量は従来通りの660cc、全長は3.3mから3.4mへ、全幅は1.4mから1.48mへ大きくなりました。

Keiの映像が見たい方はこちら
http://www.suzuki.co.jp/dom4/lineup/kei/frame.htm
をご覧ください。

しかし、このKei(ケイ)というネーミング、どう思われますでしょうか。三本さんは言いやすくておもしろい名前だ、と言っていましたが、私は人に説明するとき、軽とKeiでまぎらわしいのではないかと感じました。

Keiのコンセプトは、オフロードもそこそこ走れるオールラウンドな軽自動車ということで、あのジムニーのノウハウも活かされているのだろうか、と少々期待してしまいます。

インタークーラーターボ仕様で、60ps、トルクは8.5Kg、燃費は10・15モードで17.4Km/Lと公表されています。価格は105.3万円です。

三本さん達のロケの満タン法で計測された燃費は、15.8Km/Lでした。時速80Km走行時の騒音は70~71dBでした。先週のダイハツ・ムーブ(エアロダウンカスタム)では68dBと軽自動車として合格点だったため、三本さんは、70dBを切れればもっとよかった、と軽くツッコンでました。ムーブに比べればデザイン的に空力面で不利な部分もあるのかな、と思いました。

ターボの味付けは過給圧を少なくして、低燃費と使いやすいトルクフィールを両立したマイルドターボという性格付けです。

見た目は、ボンネットにインタークーラーの吸入口が付いていてイカツイ感じですが、乗り味はやわらかめで、三本さん得意の高速走行中の急な車線変更では、結構ロールしてるように見えました。でも、三本さん自身は不安な印象は無いようで、ハンドル特性は自然でいい感じだ、とコメントしてました。

三本さんがよく指摘するAピラーの角度もほどほどに立っており、室内頭上空間も余裕があり、それでいて着座位置も高くて、視界がいいようです。

シート生地についても起毛してない織物で、ケツが容易にズレやすくてとてもいい、とほめてました。

Keiに関係なくシートについて私ごとで恐縮ですが、私の車も起毛してない織物シートです。

以前の車ではモケット調(実はモケットというのがイマイチよくわからないのですが)の起毛したタイプでした。私も起毛シートよりも現在の織物シートの方がいいように感じています。

でも、その理由を考えてみると、起毛しているしていないというより、織物シートの方が丈夫そうだとか、シンプルさとでも言いますか合理的なイメージがあったり、感覚的に織物の方が好みに感じているだけのような気がします。

認識が正しいか自信ありませんが、起毛タイプのシートは大体ラグジュアリー志向の場合に採用されるため、やわらかシートに多いかと思われます。私は起毛シートはやわらかくて腰砕的な印象の先入観があり、織物シートはしっかりしたイメージがあります。

私のシートはそれ自体、以前のものより硬めです。私はこの硬めが長距離で疲れないし気に入っているので、硬めでシッカリ感があれば仮に生地が起毛タイプでもあまり関係無いと考えています。

確かに三本さんがおっしゃるように、起毛はケツにまとわりつく感じがあるかもしれませんが、それでケツが全く動かなくて窮屈だとか、そこまでの不快な感覚は私自身感じたことはありません。

すごく失礼かもしれませんが、三本さんはケツが重すぎるのではないだろうか、と思ってしまいます。

Keiに戻しますと、箱根の山坂道では、マイルドターボのおかげかスタッフが4人乗った状態でも、パワー不足は感じさせない様子でした。

内装では、後ろのハッチバックを開けて後席を前に倒すと、フラットな荷室スペースができます。おもしろいのは手前の部分が荷物入れを兼ねたテーブルのようになっていて、それが取り外せることです。三本さんは、麻雀卓のようだ、と評してましたが、残念なのはそのテーブルの脚の部分がオプションだというのです。スタジオでも、スズキの人は「脚はオプションなんです」とか言って麻雀卓を地べたに置いていました。できれば脚も標準装備してもらい、テーブルになった状態を見たかったです。

さて、三清さんの今回の装いはいつもよりカジュアル・ルックでした。洋服の呼び方がわからないので、うまく説明できないのですが、今回は私に言わせるとエプロンみたいでした。とにかく悪くないと思いました。

ヘアスタイルはいつも通りアップ&ゴージャスで、三清んにとても似合っていると思います。でも、たまにはイメチェンしてもいいのではないか、とも思います。

最後に、今週のインフォメーションコーナーは、三本さんがヨーロッパでBMWのM5とベンツのニューSクラスを試乗したてきたという話題でした。

M5は4リッターV8で、時速240Km巡航が可能というハイパーな車です。価格は1千万円と言ってました。M5に乗っても軽自動車に乗っても、常に三本流インプレッションを聞かしてくれるのがうれしいです。

ベンツのSクラスと言えば、ベンツの中でも主力かつ最高グレードで、世界の高級車のトレンドとも言える存在ですから、三本さんも注目しているようです。変わっているのは、ドアミラーにウインカーランプが付いてます。ただ、これが日本の運輸省において許可されるかどうか、まだわからないと言っていました。

三清さんもベンツには興味ある様子でした。確かにヘアスタイル同様、三清さんにはゴージャスな高級車が似合うのかもしれません。

★次週の予定
ホンダ・Z