TVKテレビの新車情報を斬る!

三本さんと三清さんの新車情報が大好きで長年メルマガを発行していた筆者のブログ

98年を振り返って Vol.13 (1998/12/30)

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TVKテレビの 「新車情報’98」 を斬る!』
         Vol.13 (1998/12/30) 毎週発行
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★12月28日放映
【98年を振り返って】

今回は「98年を振り返って」という題で、モータージャーナリストの星島浩さん、同じく山口京一さんをゲストに迎え、三本さんと三清さんを交えた4人によるフリートークでした。

新車情報’98」で取り上げられた車は、内外合せれば今年発表された新車の一部にすぎませんが、とりあえず番組に登場した車を月別に列記します。

1月
三菱・RVR、サーブ・9-5、トヨタ・ハリアー

2月
プジョー・406クーペ、マツダ・ロードスター、スズキジムニーワイド、トヨタ・ランドクルーザー100

3月
日産・キューブプジョー・306ブレイク、三菱・ランサーエボリューションV、ダイハツ・ストーリア

4月
イスズ・ビックホーン、フィアット・ブラビッシモ、ボルボ・C70クーペ、サターン・SW2ワゴン・SC2クー

5月
シトロエン・クサラ、VW・パサートワゴン、GM・キャデラックセビル、スズキ・エスクード

6月
ホンダ・キャパ、サムスン・SM525V、アルファロメオ・アルファ156、日産・スカイライントヨタ・プログレ

7月
三菱・パジェロio、マツダ・ファミリアSワゴン、トヨタ・ガイア、日産・プレサージュ

8月
サーブ・9-3、イスズ・ウィザード、スバル・レガシィベンツ・V230、トヨタ・ビスタアルデオ

9月
オペル・アストラCD、ボルボ・V70(バイフューエル)、VW・ゴルフGLi


10月
トヨタ・ナディア、BMW・318i、三菱・トッポBJ、日産・アベニール

11月
ダイハツ・ムーブ、スズキ・kei、ホンダ・Z、スバル・プレオ、ベンツ・ML320

12月
ホンダ・HR-V、日産・サニー、ベンツ・A160

計48台。

それぞれのパネリスト達が印象に残った車をいくつか上げていました。古い順からいきますと、トヨタ・ハリアー3人とも、とてもほめていました。

私見で申し訳ありませんが、私はクロカン4駆に乗っていますので、ハリアーのような中途半端なコンセプトはあまり好感を持てませんでした。しかし、クロカン4駆が嫌いな山口京一さんが言った「乗用車とSUVがうまく調和している」というコメントから、単なるどっちつかずというより、いいとこ取りが見事に実現してる車なのかもしれない、と思いました。

前輪駆動のスポーツカー、プジョー・406。星島浩さんも「乗りごごちがたいへん良かった」と言ってました。

三本さんはキャデラックに思い入れがあるようで、コンパクトになって価格も600万円以下になり、時代と共に「進化」を感じているようでした。

また、一般には馴染みがありませんが、サムソン・SM525Vについては、その出来の良さに驚いていました。日産のライセンス開発とはいえ、短時間に、これだけの車を造り出す韓国の技術力の高さを関心していました。

スバル・レガシィ。「私にはワゴンは必要ない。常にリュックを背負ってるような車は好きじゃない」というスポーツカー指向の山口京一さんも、「レガシィの走りは背中にリュックを感じさせない」とのことでした。

山口京一さんはプライベートでトヨタプログレを所有しており、たいへんいい車だ、とコメントしていました。

BMW・318iについては、新型のATトランスミッションの出来栄えをほめてました。また、三本さんはドイツで試乗した3シリーズの2リッター・ターボ・ディーゼルを「衝撃的に良かった」と言っていました。ヨーロッパにおけるディーゼル車の現状や、その優秀さは噂に聞くところですが、日本も、イカスミを蹴っ飛ばしたようなディーゼル車は無くなってほしいものです。

ベンツ・A160についても、5速ATを採用したそのコンセプトをほめていました。

今年の目玉と今後のトレンドとして、直噴が注目されていました。そういった意味でも直噴比率の高いトヨタ・ナディアは評価していました。

そのほかでは、マツダ・ロードスタートヨタ・ランドクルーザー100。リッターカーのダイハツ・ストーリアホンダ・キャパ。オペル・アストラCD。VW・ゴルフGLi。デザインはイマイチだが中身はカローラを超えた日産・サニー。

そして自動車業界今年最大の出来事としては、軽自動車の規格改正でした。10月は各社一斉に18車種もの新軽自動車が登場し、どの車もたいへんよく出来ていて、しかも値段は据え置きで、メーカーの努力がうかがえます。星島浩さんは、それに比べて大型車や高級車は競争が甘いのではないか、とツッコンでました。

最後には、マイ・カー・オブ・ザ・イヤーと題して、個人的に注目してる車を一人一人話していました。

三清さんはもちろんベンツA160。「とってもかわいい」とか、「Aクラスは女性にたいへん人気ありますよ」と三清さんらしいコメントなんですが、もうちょっと具体的なこと言ってほしかったです。

三本さんはレガシィのセダンを上げていました。また、そろそろトヨタ・プリウスの買い替え時期らしくて、いいディーゼルにも乗ってみたい、と言っていました。環境問題を考え、常に時代のトレンドを追いかける三本さんのポリシーを感じました。

山口京一さんはベンツのニューSクラスを上げていました。いつかはクラウンならぬ、いつかはSクラスと言っていました。

星島浩さんは直噴エンジンに注目してるようです。

さて、今年の10月からスタートしました当メルマガは、おかげさまで好評いただき、今回Vol.13の配信数は2,484部です。

来年も引き続き配信していきたいと思っております。システム上、名称が「新車情報’99を斬る!」に変更できるのかよくわかりませんが、内容は’99でいきますので、来年もご愛顧くださいますよう、よろしくお願い致します。皆様も交通事故などに注意されて、よいお年をお迎えください。

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