TVKテレビの新車情報を斬る!

三本さんと三清さんの新車情報が大好きで長年メルマガを発行していた筆者のブログ

スバル・レガシィB4 Vol.21 (1999/2/24)

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     『TVKテレビの 「新車情報’99」 を斬る!』
         Vol.21 (1999/2/24) 毎週発行
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★2月22日放映
【スバル・レガシィB4】

三本さん一押しのB4、コメントが興味深いです。三清んが「B4とはボクサーエンジンのB、四輪駆動の4という意味だそうですね」とニコニコしながら説明してくれましたが、あまり意外性がなかったので、「ふ~ん」とか思ってしまいました。三清さんごめんなさい。

レガシィB4の映像を見たい方はこちら
http://202.217.201.209/B4/index.htm
をご覧ください。

スタジオに持ち込まれた車はツインターボ、三本さんが試乗した車はノンターボモデルでした。スバル側はツインターボに試乗してほしかったらしいですが、三本さんが、試乗はノンターボにしたいと依頼したようです。

ツインターボモデルの基本スペックは、2リッター4気筒2ステージツインターボAT仕様車で260ps、トルクは32.5Kg、燃費は10・15モードで10.6Km/Lと公表されています。価格は269.8万円です。

ノンターボモデルは可変バルブタイミング機構で155ps、トルクは20Kg、燃費は10・15モードで11.8Km/Lと公表されています。三本さん達のロケの満タン法で計測された燃費は、9.7Km/Lでした。時速100Km走行時の騒音は65dBでした。

騒音計測で気になることがあるのですが、最近、低騒音舗装というのが話題になっています。

番組で騒音計測するにあたって、三本さんはどんな配慮をされているのでしょうか。先週のティーノでも「舗装の静かなところでは62dBでした」とびっくりするような数値を報告してましたが、これは最新の低騒音舗装路面での数値なのでしょうか。三本さんが毎回「いつもの場所で計測・・・」と言いましても、いつもの場所が低騒音舗装になったら、過去の計測値と比較できなくなると思うのですが、この辺りはっきり基準を示してほしいなあ、と思います。

さて、三清さんも知っているボクサーエンジン(水平対抗エンジン)ですが、三本さんがその特徴を簡単に説明してくれました。バランスがよく振動が少ない、シリンダーが寝ているのでエンジンの背が低く重心位置が低く保てる、などです。

高速道路でのハンドリングは、205/50R16という高性能タイヤとあいまって、非常に敏感、歯切れのいい印象です。ちなみにツインターボ車は215/45R17を履いています。

十分なボディー剛性を感じる、とコメントしてました。高いレベルの衝突安全対策が施された結果、レガシィに限らず、近年のボディ剛性の格段の向上は、万が一の場合乗員を守るということ以上に、その走りをよくする結果をもたらしています。

よく、車が安全になりすぎるのはつまらない、という人もいますが、安全性との因果関係はそんな単純なものではなさそうです。

細かいカーブの続く山坂道でも、4WDの変なクセは無く、すんなり曲がってくれる、と言ってました。スバルの4WDの出来のよさは今更ほめるまでもありません。ロケの山坂道は所々路肩に積雪があり、わざと片輪を雪の上にのせて走ってましたが、安定してる印象でした。そんな状況でのブレーキングもABSが働き安定していました。

でも、この手の車のときは、もう少し攻めてほしいなあ、と思います。昔はタイヤを鳴らせまくっていたと思うのですが、三本さんも歳なのでしょうか。来週はスカイラインのGT-Rなので気合入れてほしいです。

頭上空間はこぶしが一個入って合格。寸法は5ナンバー枠を守ってますが、それを感じないほど車内空間は広々してる、とコメントしてました。

インテリアも黒を基調になかなかシブイです。ステアリングも上質だし、ATセレクターのシフトパターンもベンツみたいにくねくねタイプです。私はステアリングにはとてもこだわってしまいます。人が一番車と接する部分ですから、プラモデルのハンドルみたいのは絶対イヤです。

革シートは走りをサポートするバケットタイプで、色合もよく、三本さんもほめていました。「革シートでないタイプは、ファブリック地で起毛してないヤツです」とスバルの人が言っていました。

だたドアーが枠の無いサッシュレスタイプで、いつものツッコミをしていました。サッシが無いと、ドアーを開けたとき窓ガラスが上がっているのか下がっているのかわからない場合があります。特にお年寄りのなど見づらい方は、尖ったガラスに顔をぶつけるなど、危険性があります。三本さんの主張は「窓の外枠(縁)に色を付けてガラスの存在をアピールしてほしい」というものです。

トランクは三本さんが「広い」と言ってましたので、広いほうなんだと思います。スバルの人は「ゴルフバックが4つ入ります」と言っていました。

今回スタジオでは、新兵器が登場しました。分度器です。懐かしいです。ブンドキという名前を思い出すのにタイムラグがありました。小学生のとき、先生が黒板で使うデカイ三角定規や分度器があったと思いますが、そんな感じです。それでAピラーの角度を測ったのですが、ちょっと無理がありました。Aピラー自体のデザインや太さなどから、どこまで正確な測定ができるのか疑問です。

リハーサルをしてないのか、三本さんは分度器の使い方に戸惑っていました。私もきっと迷うと思います。

もう一つ新兵器が登場し、それは傾きを測る測定器らしいのですが、名前が分かりません。それをフロントガラスにあてがい、傾きを測っていました。

分度器では35度。新兵器2号では28度。どう解釈していいのか分かりませんでした。三本さんは「まあぁ30度前後ですな」とかまとめちゃって、「とにかくもう少し立てるわけにはいきませんか」とスバルの人に言っていました。

試みは大変いいと思いますので、早急に測定基準を設けて、Aピラーの傾きにおける、視界・頭上空間・乗り降りのしやすさ、そして空力特性との因果関係について解明してほしいです。でも、三本さんが高速道路で、怒りながらAピラーをパンチするのが一番わかりやすいんですけど。

さて、レガシィのワゴンとセダンの比率ですが、以前のモデルでは9:1。今回は6:4までセダンB4は健闘しているそうです。いろいろな理由が考えられると思いますが、やはり欧米同様にワゴン離れが進んできた証拠でしょうか。

セダンB4はイイ、と言う人が多いですが、私はレガシィに限って言うと、確かにB4はイイと思いますが、ワゴンがあれだけの走りやハンドリングを達成してるのなら、ワゴンのほうがお徳なのではないか、と思います。

セダンとワゴンは以前なら、スペースを取るか走りを取るかでしたから、スペースがあって、走りもよくて、スタイルがカッコイイのがベストではないでしょうか。でも、最後のスタイルがちょっとね。。。

★次週の予定

日産・スカイラインGT-R