TVKテレビの新車情報を斬る!

三本さんと三清さんの新車情報が大好きで長年メルマガを発行していた筆者のブログ

日産・シルビア Vol.24 (1999/3/17)

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     『TVKテレビの 「新車情報’99」 を斬る!』
         Vol.24 (1999/3/17) 毎週発行
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★3月15日放映
【日産・シルビア】

RVブームに乗ってしまい、個人的には、長い間シルビアのような2ドアクーペの車はあまり注目しなくなりましたが、子供の頃は、シルビアやガゼール、フェアレディZセリカ・リフトバックなどは憧れの車でした。なのに家の車は何回買い替えてもカローラセダン。運転できる歳になったら、シルビアの助手席に女の子を乗せて、オーシャンドライブするのを心に誓ったものでした。「車が憧れ」という時代は終わったとは思いますが、今の子供達はどんな車が憧れなのでしょうか。現在の日産車にも「そんな憧れの一台」があってほしいものです。

シルビアのオフィシャル・ページを見たい方はこちら
http://www.nissan.co.jp/COMPASS/SILVIA/
をご覧ください。

基本スペックは、直列4気筒DOHC、2リッター、ボールベアリング式インタークーラーターボ、250ps、トルクは28Kg、6速MT、FR駆動、燃費は10・15モードで11.2Km/Lと公表されています。価格は239万円です。

三本さん達のロケの満タン法で計測された燃費は、9.2Km/Lでした。時速100Km走行時の騒音は69~70dBでした。

三本さんは騒音について「スポーツカーだし、若者はどう感じるか分からないが、私はちょっとうるさいと思う」とのことです。

前のモデルのS14の車幅は、1730mmと3ナンバーサイズでしたが、今回のニューモデルは1695mmで、5ナンバー枠にダウンサイジングしました。これについて日産の人は「うちにはスカイラインのクーペがある。シルビアはコンパクトなボディを持つことで、スポーティークーペとしての存在価値が高まった」と話していました。

分かりやすいカテゴリー分けだと思いました。スカイラインは6気筒、シルビアは4気筒、ノーズの軽さを武器にFRの回頭性を更に追求するのなら、デカイだけのボディは不要です。このように、はっきりしたコンセプトのクーペは、日産の人が言う通り存在価値が生まれると思います。クジラのようにデカイだけで、車内は狭い、物は積めない、重たい、といったクーペは、かっこいいハズもないし、存在価値ゼロです。

高速道路でのインプレッションは、硬すぎるくらいのサスペンションで、ハンドルもクイックな印象でした。三本さんお得意の、必殺ギザギザ走行を後ろから見た映像では、助手席に乗っているスタッフの人がかわいそうなくらい、頭が左右にガクンガクンと激しく揺れていました。そんなハンドル操作でも、車は全くロールしてない感じでした。

試乗は6速MTでしたが、6速についてはクロスレシオでない(ギア比が離れている)、とコメントしてました。時速100キロで6速は約2500回転、同じく5速では約3300回転でした。6速目はハイギアードで、燃費重視の設定といえます。

山坂道では、車体も軽い上にハイパワーですから、さすがの三本さんも持て余しぎみの様子でした。

ただ、しきりに「サスペンションが硬すぎる」と言っていました。時速80キロ以下ではゴツゴツ感が目立つようです。三本さんはこの点がイマイチしっくりこないみたいです。「大人っぽさに欠ける」というコメントも、三本さんの気持ちを現した一言でした。

とにかくサスペンションの設定が気になるみたいで、なんと山坂道の路肩へ乗り込み、ダート走行をはじめました。「どうしてこの手の日本の車は、ホイール・ストローク短いのか」と、三本さんが昔から口がすっぱくなるほどツッコンでいたことが出てしまいました。ガタガタ道を走った結論は「このような所を走らないほうがいい」とのことでした。普通走らないっすよ。

ボールベアリング式インタークーラーターボは扱いやすい特性を示すようです。ターボというより排気量が2倍になった感じだ、と言ってました。昔は日産のターボといえばドッカンターボでしたからね。

ノンターボ車は5速MTで165ps、しっかりLEV仕様です。もちろん、ターボ、ノンターボともにATトランスミッションの設定があります。

内装で目立ったのは、Aピラーのところにターボの過給圧計が付いています。シートは生地も含め、ほめていました。最近のシート生地は「合格」が多くなりました。後席は属に言う「ワン・マイル・シート」で、イザっていうとき使う程度だと思われます。

トランクはやはり広くありませんが、後席が前に倒せることで、使い勝手が良さそうです。よくアームレストの部分だけ、トランクと貫通するタイプが多いですが、これはシートが全部前に倒れます。スキーのような細い物ならもちろん、このタイプの車にしては、工夫次第で結構な収納能力があるかもしれません。また、トランク側から後席のシ
ートが倒せるという、変わった配慮もしてありました。あと、トランク内にもロールバーがありました。

さて、今回から「新車情報大賞」の応募告知がなくなりました。ランキングの集計も大詰めに入っていると思われます。インフォメーションコーナーの復活で、三清さんのハニーなトークも復活です。

三清さんの装いは、春らしいオレンジ色のお洋服でした。全く個人的な見解なのですが、三清さんは、ダークな色合のシックな服より、今回のような、明るい色調のほうが似合うと思うのですがいかがでしょう。

そんな新車情報の顔、三清さんがなんと、メジャーCMに出ているらしいです。三枚刃のカミソリ、ジレットというCMに、ニュースキャスターのような役で出演しているそうです。ぜひ見たいのですが、まだ見たことありません。

頻繁にやってないみたいで、もしかしたら見るチャンスがないかもしれません。でも三清さんが、曙ブレーキの「チャリンコおじさん」の後ガマにならなくてよかったです。

★次週の予定

トヨタ・ヴィッツ