TVKテレビの新車情報を斬る!

三本さんと三清さんの新車情報が大好きで長年メルマガを発行していた筆者のブログ

日産・ウイングロード Vol.39 (1999/6/30)

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     『TVKテレビの 「新車情報’99」 を斬る!』
         Vol.39 (1999/6/30) 毎週発行
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★6月28日放映

【日産・ウイングロード
グリニッシュ・イエローというスタジオに持ち込まれたボディカラーを見て、「こんなきれいな色、みたことない」と少し感動した三清さん。でもゲストの日産車体の人は、「この色はまだ準備できません」とのことです。

ウイングロードのオフィシャル・ページを見たい方はこちら http://www.nissan.co.jp/WINGROAD/
をご覧ください。

基本スペックは、1.5リッター、直列4気筒DOHC、NEOリーンバーン仕様、105ps、トルクは13.8Kg、燃費は10・15モードで15Km/Lと公表されています。価格は176.8万円です。

三本さん達のロケの満タン法で計測された燃費は、13.7Km/Lでした。時速100Km走行時の騒音は68~69dBでした。

ハッキリ言って番組を見るまで、あまり印象のないクルマでした。三清さんの説明によると、96年にサニーカリフォルニアと、ADワゴンのブランドが統合されて誕生したのがウイングロードです。

またこのクルマは、日産本体ではなく、日産車体株式会社という会社で企画、生産されているとのことです。

エンジンは1.5リッター、1.8リッター、2リッターとバリエーションが豊富です。しかし売れ筋は1.5リッターとのことで、発表されてから7500台の受注を受けてるそうですが、1.5リッターがその8割りを占めているそうです。

サニーから派生したクルマで、走りはおおよその見当がつきますけど、ソフトな乗り味を目指したセッティングのようです。高速道路では「フラットでソフト」と言っていました。急な車線変更では、少しロールぎみです。2リッターのパワーモデルは、また違う味付けなのかもしれません。

時速100キロのときのエンジン回転数は約2400回転と、燃費重視のハイギアード設定。

Aピラーの傾斜角は30度。三本さんのおかげで、私もようやく角度を聞いただけでイメージングできるようになりました。

30度は寝過ぎです。三本さんの右腕がAピラーへ伸びて行き、久々に怒りのパンチが飛び出すかとアセリましたが、そこはグッとこらえたのか、アッパーエンドをグリグリ握るだけで終わりました。

頭上空間はこぶし2つも入るほど余裕があるのに、ドライバーの顔のすぐ横にAピラーのアッパーエンドが迫っており、閉塞感があるようです。

山坂道では、走り方によってはパワー不足を感じるかもしれません。たくさん踏み込むと忙しくなるトランスミッション。CVT(無段変速機)と組み合わさると更に良い、とコメントしていました。スタジオで日産車体の人にツッコんだら「すでに検討中」とのことでした。

このクルマの特徴の一つに、回転半径が小さいことが上げられます。4.6メートルと軽自動車並みで、取り回しはラクラクだと思われます。

シートは固めで悪くなさそうです。カーゴスペースは、そのスタイリッシュな外見に似合わず大変広くて、日産車体の人がなんと畳(タタミ)を入れていました。

荷室は半畳ものスペースがあります。そして後席を前に倒すと、丸々一畳分のスペースになりました。この演出は、ちょっと違和感ありましたけどメチャ分かり易かったです。

毎回、畳を入れるというのはキツイでしょうけど、あの白い棒や、カーゴスペースの計測に関してもう少し工夫できないでしょうか。

あの棒で測ってる時間は、貴重で短い時間配分の中で大きなウエイトを占めています。また、三本さんもいろいろ喋りながらやってるもんですから、ちょっと手元がトロくなったり、一人で全部やるにはスムーズに行かない局面があるかと思います。

そこで提案。事前に三清さんに計測してもらって、そのVTRを見ながら三本さんやメーカーの人がコメントする、というのはどうでしょう。

また数値だけじゃなく、ゴルフバックやボストンバック、あるいはダンボール箱を出し入れしてみるとか、そんな演出があったら見ている人に分かり易いと思うのですが。

今後も「新車情報」をずっと続けていくためには、三本さんの高齢化をカバーしていくような配慮や番組作りが必要になっていくのではないでしょうか。

評論は死ぬまでできますので(失礼)、是非、新車情報良さや三本さんのコンセプトを崩さずに、若い人達がサポートできる体制づくりを、一ファンとして願わずにはいられません。きっと三本さんは「そこまでしてやる気はない」とおっしゃると思いますが。。

さて、三清さんはちょっと胸元の開いたお洋服。そんなハニーな三清さんのインフォメーションコーナーでは、三本さんが今回のウイングロードと、ワゴンRプラス、マツダMPVの試乗会に行って来たときのお話でした。

ワゴンRプラスはすべて新設計で、海外ではオペルブランドとしても販売されるとのことで、気合が感じられます。話題のマツダMPVは7月26日の新車情報に登場する予定です。

★次週の予定
BMW・328Ci