TVKテレビの新車情報を斬る!

三本さんと三清さんの新車情報が大好きで長年メルマガを発行していた筆者のブログ

ホンダ・バモス Vol.50 (1999/9/15)

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     『TVKテレビの 「新車情報’99」 を斬る!』
         Vol.50 (1999/9/15) 毎週発行
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★9月13日放映
【ホンダ・バモス

いつもとびきり笑顔の三清さん。スタジオに持ち込まれたバモスを見て「あざやかなグリーンですね!」。三清さんこそあざやかです。

バモスのオフィシャル・ページを見たい方はこちら
http://www.honda.co.jp/VAMOS/
をご覧ください。

基本スペックは、660cc、直列3気筒、46ps、トルクは6.0Kg。燃費は10・15モードで17.4Km/Lと公表されています。価格は109.4万円です。

三本さん達がロケで試乗した車は、Lというハイグレードモデルで、こちらの10・15モードは15.6Km/Lと公表されています。

試乗の結果、満タン法で計測された燃費は、13.2Km/Lでした。時速80Km走行時の騒音は70dBでした。

バモスという名前は、1970年にホンダより軽自動車として既に登場しています。すごくユニークな形で、フロントにスペアタイヤを付けていました。

検索エンジンで「バモス」と検索すると、その奇妙なクルマを見ることができますから、ご覧になってください。一ジープのような感じで、屋根はホロ。ドアーは無くて棒一本だけです。私も実物は見た記憶はありません。でも確か子供の頃、ミニカーで持っていた気がします。

あまり売れなかったとのことですが、遊び心いっぱいのクルマだったようです。ホンダは元来、変わったクルマを造るのが得意なんでしょうね。

新型バモスも、30年前の「遊び」のコンセプトを引き継いでいます。三本さんに「これが軽自動車の室内か」と言わしめるほど広い空間を生み出している、目いっぱいのロングホイールベース

セミキャブオーバータイプで、コンセプト的には三菱・タウンボックスに似ています。タウンボックスはイケてる藤原紀香がイメージキャラでしたが、バモスはいわゆるブス顔。しかし三本さんは、「ブス顔は存在感がある」と言ってました。

30年前のバモスの衝突安全性は、見るからにほとんど無しに等しかったと想像しますが、今回の新型は、フルラップで時速55Km、オフセットで時速60km対応と、最高水準を達成しています。エンジンは後輪の上あたりに横置きで設置され、後輪駆動です。

高速道路では、そこそこ安定しているようです。高速小刻み攻撃でも、不安定な様子はありません。パワステは電動式ですが、とても素直なフィーリングとのことです。

山坂道では、パワー不足を感じないといったら嘘になります。ハンドリングは快適。またボディー剛性感は高いと感じたとのことです。

ホンダ・Zもミッドシップでしたが、バモスもメンテナンス性が悪そうです。三本さんがつっこむと、ホンダの人は相変わらず「メンテフリーですから」と言います。

オイル交換を簡単にするために、オイルの吸入口が、左のリアタイヤの上付近についていました。きっと吸入口が外にないと、交換作業の際、室内にオイルをたらしてしまう恐れがあるからではないか、と想像しました。

一見すると、それは燃料キャップのように見えます。スタンドのあんちゃんに間違われるかもしれませんが、そこを開けるには、リアのテールゲートを開けてオープナーを操作しないと開かないので、間違うことはないと思われます。

最近のオイル交換は上抜きですることも多いようですから、それなら簡単な気がしますが、しかしオイル量を確認しないといけませんから、やっぱりラゲッジの床を外すなりして、エンジンを見ないとならないでしょう。

エンジンがリアにあるおかげで、乗員スペースの床下には駆動系を敷く必要がなく、床が低くできるため、とっても広々しています。スライドドアーで乗降性もいいようです。ちなみにスライドドアーは両面にあります。

ラゲッジスペースは少し高くなっているようですが、広大で平ら、荷物を積むには十分すぎるスペースです。

オプションの種類が、なんと300種類も用意されているとのことで、ブス顔なのに遊び好きといった感じです。他のクルマでも、このようなたくさんのオプションからじっくり選んで、自分の好みにカスタマイズできたらいいと思いました。

いらない装備や装飾は不要だし、欲しい装備は付けたい。なのに、このグレードにはこれこれが付いて、このオプションはこのグレードには付きませんとか、または個別には選べず、オプションパックになっている場合もあります。まあ日本人は、まるごとお任せフル装備が好きですから仕方ないし、コストの問題も大きいと思います。

ホンダ車の場合、比較的ユーザーカスタマイズ指向でいいと思います。

軽自動車はセカンドカーとして購入する場合が多いわけですが、横並びの排気量、そして限られた寸法ですから、同じような性能なら、面白くて付加価値の高いようなクルマを選ぶだろうと思います。

また、軽自動車でも安全性はすごく重要なポイントです。規制も新しく変わったし、軽だから仕方ないという時代ではなくなりました。バモスはこの両方を満たしている魅力的なクルマのようです。

さて、三清さんだって藤原紀香に負けないくらいイケてると思います。タウンボックスの回では、三清さんが乗降性のチェックをしてくれたと記憶していますが、今回のバモスではそんな演出がありませんでした。

広い広いと言われても、三本さんの顔が標準よりデカイため、広い室内も狭そうな映像になってしまいます。ぜひ居住性のチェックは、キュートな三清さんにまかせてほしいです。

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★通算50号達成!
今週号でVOL.50になりました。今回の配信数は3842部です。