TVKテレビの新車情報を斬る!

三本さんと三清さんの新車情報が大好きで長年メルマガを発行していた筆者のブログ

第33回東京モーターショー・パート1 Vol.57 (1999/11/3)

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     『TVKテレビの 「新車情報’99」 を斬る!』
         Vol.57 (1999/11/3) 毎週発行
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★11月1日放映
【第33回東京モーターショー・パート1】

10月23日から千葉の幕張メッセで行われている東京モーターショー特集の一回目です。

スタジオから飛び出すと装いがかわる三清さん。カジュアルっぽいスタイル、とってもグーです。このメルマガの人気コーナー?「今週の三清さん」では、カジュアルな三清さんを載せています。

スタジオゲストはひさしぶりの登場、ロンゲとヒゲが印象的なマガジンX編集長の牧野茂雄氏。いつも立ち読みですみません。

牧野氏は冒頭、「今世紀最後という節目において日本のクルマ史の集大成として考えた場合、日本的なデザインやサイズ、また独自の提案など、オリジナリティという点でアピールが足りなかったように思う」とのコメントです。

快進撃を続けるトヨタでは、「クルマが未来になっていく」を統一テーマに、クルマに限りない楽しさを求めると共に、未来を見つめ、環境、安全、ITSに取り組むクルマ造りの姿勢を提示したとのことです。

私も実際見に行きましたけど大掛かりな展示に、トヨタ余裕を感じました。

コンセプトカーはコロナクラスの小型車も多かったですが、近々市販される現実的なクルマとして注目は、次期エスィマのHV-M4。ハイブリッド投入など先進的な試みがあるようです。また次期ソアラは、オートフリートップのイケてるスーパーツアラー。

次に、リストラ真っ只中の日産。今回のモーターショーにルノーの母国フランスから、ジャーナリストが大勢見に来たそうです。

カルロス・ゴーン氏だけに認められるのではなくて、フランス国民、しいては広くヨーロッパの人々から日産の技術を知ってもらう貴重な機会のようだ、と三本さん。

牧野氏が注目していたのはサイパクト。3リッターカーと呼ばれる、3リッターの燃料で100キロ走れるLEVです。

三本さんはXVLを注目していました。ローレルやスカイラインクラスの車格で、デザインは日産らしからぬ雰囲気のFR車です。牧野氏は「新しい技術でFRをもう一度見直すコンセプトは、日本が先行している」とのこと。

ホンダはスモール・イズ・スマートを元に、Fanを忘れない、Be Smart,Have Funをテーマに展開。

やはり注目度が高いのは、間もなく登場、次期オデッセイプロトタイプ。コンセプトカーでは、とにかく形もネーミングも変っている「不夜城」。そしてノイコムが目を引きます。

スポーケットはレーシングカーのような感じですが、ピックアップトラックの要素も持っています。私にはレトロに見えました。

三菱はスマート・アンド・エコロジーをテーマに、更に研きをかけるGDIを全面に押し出した展開です。その中でも登場したばかりのパジェロが目立っていました。

コンセプトカーで注目はSUWシリーズと呼ばれる、アドバンス、コンパクト、アクティブの3台。なんだか名前だけ列記しても無意味な気がしてきましたがご勘弁ください。

マツダは、グランドエッセンスの心を動かす新発想、際立つデザイン、抜群の機能性能、反応のすぐれたハンドリング性能を目指す、と指針が明確でわかりやすいです。

フォードの傘下に入ったことで一時はロータリーエンジンの存続が危うくなったそうですが、生き残ったことを三本さん達は「よかった」と言っていました。

また三本さんの話で、ロータリーの燃費が劇的に改善しているとの未確認情報もあるようです。

コンセプトカーのRX-エボルブはロータリーの4ドアスポーツセダン。また、特に牧野氏が注目していたのは次期デミオと目されるネオスペース。

RX-エボルブもそうでしたが今回の流行なのか、各社、センターピラー・フリーが目立ちました。センターピラーとは一般に、前のドアーと後ろのドアーの間にある真ん中の柱で、ボディーの強度を保つためには必須とされてきました。

センターピラーが無いことは、いろいろメリットがあるようです。確かにいくら車内が広くても、乗り降りがしづらいことは不満です。どうもクルマのデザインと乗降性は相性が悪いようですが、そのしがらみを超える手段なのかもしれません。

三本さんも指摘していましたが、高齢化に対応していくという観点からも、これは新たなセールスポイントになっていくかもしれません。

今週のインフォメーションコーナーは、三清さんがトヨタ・モデリスタというカスタマイズ・メーカーを取材してくれました。

世界に一台、自分だけのクルマにカスタマイズするということで、ボディカラー、内装色、エアロパーツなどパソコンでシミュレーションしたりしながら、オリジナル・カーをつくっていくとのことでした。確かにいいけど、気になる費用はおいくらなんでしょう。

さて、もう一つのインフォメーションは、新車情報’99保存版ビデオ「第33回東京モーターショー編」というのが発売されます。三本さんの解説付き、三清さんも体験リポートしているそうです。価格は2,980円です。

詳しくは下記の、「新車情報’99ビデオコーナー」をご覧ください。絶対発売されないと思いますが、三清さんの「ルンルンドライブ箱根編」とかいうビデオがあったらぜひ一本ほしいです。

★次週の予定
第33回東京モーターショー・パート2