TVKテレビの新車情報を斬る!

三本さんと三清さんの新車情報が大好きで長年メルマガを発行していた筆者のブログ

トヨタ・クラウン Vol.64 (1999/12/23)

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     『TVKテレビの 「新車情報’99」 を斬る!』
         Vol.64 (1999/12/23) 毎週発行
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★12月20日放映
トヨタ・クラウン

誰もが知ってる日本を代表する高級サルーンですよね、と三清さん。1955年に登場以来、半世紀近くになり今回が11代目。クラウンの歴史は日本車の歴史であり、高級
車の歴史でもあります。

クラウンのオフィシャル・ページはこちら
http://www.toyota.co.jp/Showroom/All_toyota_lineup/Crown/index.html
をご覧ください。

基本スペックは、3リッター直噴、直列6気筒DOHC、220ps、トルクは30Kg。燃費は10・15モードで11.4Km/Lと公表されています。価格は425万円です。

三本さん達のロケの満タン法で計測された燃費は、9.5Km/Lでした。時速100Km走行時の騒音は62dBでした。セルシオは63dBだったとのことで、静かさはピカイチ。

クラウン・シリーズは今回試乗したロイヤル、そしてマジェスタ、アスリートに大別され、それぞれ性格付けが異なります。この新型をベースにしたステーションワゴンも登場し、こちらも興味深いです。

低燃費でトルクフルで何ともすばらしい新開発の3リッターの直噴エンジンは、3シリーズいずれにも搭載され、全体の約半分を占める主力ユニットです。

トヨタの人は「テーマは伝統と革新の融合」と言っていましたが、いまいちインパクトありません。しかし急激なインパクトを好まないのがクラウンなのかもしれません。

ロイヤルサルーンGで優雅に高速を流す三本さん。やはりニッポンのオジサンにはクラウンがよく似合います。

剛性感がさらに高まった感じとのことです。今までも剛性は十分あったと想像しますが、剛性感とは永遠に高まっていくものなのでしょうか?

ダルとは言わなかったけど、全体的にソフトすぎる感じ。舵の動作も一拍おくような印象だそうです。これについてトヨタの人は「仕事で疲れたあとに運転する方もいるし、クルマを操作するのに神経質な対応を要求するのはコンセプトでない」とのこと。走りを重視したアスリートならまた違った印象かと思われます。

三本さんは「以前のクラウンは洗濯板の上に、こんにゃくを転がしたようにブヨブヨした感じだった」と言ってましたが、この表現はさすがの私も理解し難いです。

今回はそんなブヨブヨではないが、柔らかさは健在、というコメントです。ただ三本さん的には、まだ柔らかすぎると感じるようで、もう少し踏みとどまるような感覚がほしいと言っていました。でもこれがクラウンなのかな、とも納得していました。

5速ATで時速100キロ時のエンジン回転数は2300くらい。VTRで見ていても、静かで滑らかな感じが伝わってきました。

山坂道では「力不足はまるで感じない」とのこと。トルクは30Kgもありますから、十分すぎるスペックです。

ロールの起こりかたが穏やかでおもしろい特性だと思う、とのこと。ただ、後席に乗ったとき酔いそうだったとも言ってました。

ブレーキの踏力はかなり軽く、三本さんは「足がペダルに当たっただけでも効きそうだ。もう少し重いほうがいいと思う」とのこと。

クルマの幅は従来と変わってませんが高さが3センチ高くなり、頭上空間がアップして室内の広々感が増しています。

またヒップポイントは従来より1センチアップし、ケツまで地上高は約545ミリとセダンとしては高いほうで視界もいいそうです。三本さんもほめていましたが、私もこの点は好感を持ちました。

しかしシート生地にはイチャモンが付きました。いわゆる日本人が「高級」だと感じる伝統的?なモケット地のシート。クラウンが好きな人はこのモケットが好きなんだと思います。私も「いつかはクラウン」と憧れたころ、モケットは高級車に似合うと思っていました。

装備は語り尽くせないほど揃ってるわけですが、その中でも今回話題になったのは、リアガラスを内側から覆う電動式のサンシェードです。後席の日差し除けなどの用途で使用します。黒いメッシュのようです。

パンタグラフのような感じでニョキ~と出てきます。そして跡形もなくどこかへ入っていってしまいます。おもしろいです。そこに「サンキュー」とか貼っておいて、割り込んだあとニョキっと出すとか(冗談です)。ちなみに運転席でも後席からでも操作できます。

燃料タンクの位置を変えたことで、従来よりトランクが広くなりました。今まではゴルフバック3つが限界だったそうですが、トヨタの人は「ゴルフバック4つにスポーツバックも4つ、おまけに優勝トロフィーも入ります」とのこと。

ヒンジ式のトランクフードに対し、いつものツッコミが入りました。ボンネットはダンパー式。「メカニックにはサービスしてユーザーにはサービスしないの」とチクチクとツッコミます。

イグニッションにキーを差し込むと真っ黒なインパネに王冠マークが浮かび上がります。速度計の中心あたりがディスプレイになっていて、王冠だけでなく、外気温度、平均燃費、燃料の残量から巡航可能距離を算出し表示したりと、至れり尽くせりとはこのことです。

さて、昔はハイソカー・ブームでソアラやクラウンに憧れたものでした。それは大きくて豪華なコンセプトに憧れた結果でした。しかしクルマに対する指向が変わった今、クラウンというクルマ自体に魅力を感じなくなってしまいました。しかし自分がそれなりに資産を貯えながら順調?に歳をとっていった場合、最後はラクチンで豪華なクラウンに乗りたくなるでしょうか。

ハイソカーなどの妙なブームや、いつかはクラウンなどと洗脳されない時代こそ、こだわってクラウンに乗ることはカッコイイのかもしれません。本当にクラウンが好きな人達にとっては、今はいい時代なのかもしれません。

(妄想)学生時代の三清さんと私。私は免許を取ったばかり。しかしクルマはオヤジのカローラ。しかも休日、オヤジはカローラで泊りがけコンペ。

三清さんと湘南へ2人だけのドライブデートがしたい!これは三清さんの希望でもありました。

三清さんの家はかなり裕福でクラウンを所有。私達は夜更けに、三清パパのクラウンを盗み出します。

真夜中の海岸沿いをどこまでもクルージング。最高の気分です。そしてクルマをとめて真っ暗な砂浜へおりる私達。少しだけ月明かりに照らされた三清さんの顔が色っぽい。

帰り道を迷ってしまい、朝方、三清さんの家に到着すると、三本さんにそっくりの三清パパが、ガレージの前で物凄い顔して仁王立ちしていました。アーメン。

★次週の予定
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