TVKテレビの新車情報を斬る!

三本さんと三清さんの新車情報が大好きで長年メルマガを発行していた筆者のブログ

トヨタ・オーパ Vol.93 (2000/7/13)

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TVKテレビの 「新車情報2000」を斬る!』
         Vol.93 (2000/7/13) 毎週発行
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★7月10日放映
トヨタオーパ

オーパとはポルトガル語で「驚き」を意味する言葉。ビックリするかどうか人によって違うかもしれませんが、斬新なスタイルとコンセプトは驚きかもしれません。

オーパのオフィシャル・ページはこちら
http://www.toyota.co.jp/Showroom/All_toyota_lineup/Opa/
をご覧ください。

基本スペックは、直列4気筒DOHC、1.8リッター、136ps、トルクは17.4Kg。燃費は10・15モードで15.0Km/Lと公表されています。価格は200万円です。

三本さん達のロケの満タン法で計測された燃費は、13.2Km/Lでした。時速100Km走行時の騒音は64dBでした。燃費について、常にエアコンを使用していたと補足がありました。

工学博士の肩書きを持つトヨタのチーフエンジニアは、「ミディアムクラスでまったく新しいクルマをつくってみたかった。自由な発想、独創性、オリジナリティをあらゆる面で表現した。スタイリッシュな外観ながらルーミー(広々とした室内)の頂点を極めた。クルマ本来のパフォーマンス性能とミディアムクラスの上質感を兼ね備える、これはニューミディアムである」、さすが博士。

そして「日本で最適なミッドサイズの、新しいジャンルを切り開く乗用車を考えている」とおっしゃいます。なんだか日本のクルマづくりはこの人が仕切ってるような気がしてきました。

新時代のニューミディアムを宣言したオーパは、ビスタアルデオがベースになっており、そのサイズは全長4250、全幅1695、全高1525、ホイールベース2700。3列目シートはありません。

たとえばイプサムのサイズは、全長4530、全幅1695、全高1625。ホイールベース2735。こちらは3列シートありの7人乗りです。

エンジンは1.8と、2リッター直噴D-4の2バリエーション。現在のところ4WDは1.8リッターしか設定されていません。クルマのコンセプトやバランスから主力は1.8リッターと考えているようです。

8月頃には、2リッターモデルにCVT(無段変速機)付きが登場予定とのことで、そのときバリエーションが更に充実するかもしれません。

1.8リッター2WDの最上級グレードでも、車両単体価格で200万円以下。2リッターなら218万円という競争力のある価格設定。MTトランスミッションはありません。

高速道路での印象は、最近のトヨタっぽい比較的やわらかな乗り味です。

背が低いスタイリッシュなエクステリアのせいか風きり音も少なく、エンジンの騒音もよく押さえられているとのこと。反面、ロードノイズが気になると言っていました。他のノイズが小さいから余計に耳障りだったのか、騒音の測定結果では静かなクルマといえます。

箱根の山坂道では、エアコン使用のスタッフ4人乗車ですと、運転の仕方によってはATのシフトダウンが頻繁に起こるようです。

VTRの中で「CVTのほうがいいのではないか」とツッコむと、トヨタの人は「2リッターのほうでCVTを準備している。1.8リッターエンジンでCVTにするとその性格上、逆にカッタルくなる」とのことでした。

インパネメーターはトヨタお馴染みの中央に配置されるセンターメーター。空間を考えたコラムタイプのATシフトノブ。

斬新なデザインとルーミーな秘密は、ロングホイールベースと立体駐車場に入る背の低さにあるようです。

フロントガラスは結構寝ています。三本さんの私物である測定器(名前がわからない)で測ってみるとその角度は約26度。

以前はどんなクルマでも傾斜角を測ってましたが、最近はやらなくなったので角度をいわれてもピンときませんが、26度は明らかに三本さんの怒りのアッパーパンチが出そうなほどスクリーンが寝ているということになります。しかし閉塞感や視認性の悪さは無い様子。

理由はかなり前方からフロントスクリーンが立ち上がっており、ガラスがドライバーから離れている感じ。フロントスクリーン・エンドも前のほうにあるため、乗降性も損なっていません。

三本さんは乗り降りの際、「なんでオレのクルマに乗るのにお辞儀しなきゃいけないんだ」とばかり首を傾げるのを嫌うわけですが、フロントスクリーンがこれだけの傾斜していながらも、お辞儀なしで乗降できる出来になっています。後席へも乗り降りしていましたがこちらも不満なし。

運転席における頭上空間は、三本さんの頭の上でこぶしが上下に動かせるほど広々していました。

シートの色が前席と後席で異なります。トヨタの人は「前席を引き立てるため」といっていましたが、今一つよくわかりませんでした。後席の人でも十分に快適なパッケージングをしていると思います。

ハッチバックのラゲージルーム。ホイールベースは長いですが全長は押さえられているため、チョー広いという感じでもありません。しかし後席のシートをたたむことによってフラットでかなり広いスペースができ、大人が余裕で寝れると思われます。

外観では、サイドの窓の数が4枚になっています。ハメ殺しの昔でいう三角窓。前席と後席のドアの窓。その後ろにもう一枚ハメ殺しの窓があります。

角張ったようなイメージのエクステリアは、少しセリカ通じるものがあるように感じました。セリカのデザインは意外と不評と聞いておりますが、オーパの場合どうでしょう。

私的には、エクステリアを含めベストサイズの「ニューミディアム」、中々いいコンセプトだと思いました。

(妄想)
みんなでBBQ(バーベキュー)。梅雨どきの晴れの日。僕らはオーパに乗って三清さんのお友達と相模湖へ向かいました。

長身でスタイリッシュな三清さん。サブリナパンツがイケてます。

野菜を切る手つきも馴れてる。意外と家庭的かも。まあ女性が準備と決め付けるわけではありませんが、男ばかりのBBQは避けたいところです、いろんな意味で。

まだ夏本番ではないけど、かなり暑くなってきて、目の前に広がる相模湖を眺めながら「泳ぎた~い」と三清さん。うっ、思わず得意な妄想の世界へブッ飛ぶ私。

そ、そういえば三清さんの水着姿、拝んだことないっす。この夏は三清さんとオーパに乗って、海より衛生的で芸能人水泳大会でもお馴染みの大礒ロングビーチに行きたい。海はクルマの中が砂だらけになるし。

そして帰りは国道134号線の海岸通りを渋滞の中、夜がふけていく湘南の海を観ながら語り合いたい・・などと肉を食いながら次ネタまで妄想したのでした。

★次週の予定
フィアット・プント