TVKテレビの新車情報を斬る!

三本さんと三清さんの新車情報が大好きで長年メルマガを発行していた筆者のブログ

スバル・インプレッサWRX Vol.104 (2000/9/29)

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TVKテレビの 「新車情報2000」を斬る!』
         Vol.104 (2000/9/29) 毎週発行
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★9月25日放映
【スバル・インプレッサWRX】

ラリーのベース・カーとして、印象が強いインプレッサその実力は証明済みですが、認知度は少し薄いようです。今回のフルモデルチェンジでは、一目でインプレッサと分かる個性的なエクステリアで存在をアピールしています。

オフィシャル・ページはこちら
http://www.subaru.co.jp/impreza/
をご覧ください。

基本スペックは、水平対向4気筒DOHCターボ、2リッター、250ps、トルクは34Kg。燃費は10・15モードで11.4Km/Lと公表されています。価格は253.6万円です。

三本さん達のロケの満タン法で計測された燃費は、9.2Km/Lでした。時速100Km走行時の騒音は67dBでした。今週もかなり雨が降っており、三本さんの印象では雨でプラス2dBとのフォローです。

インプレッサにはスポーツワゴンと、セダンのWRXがありますが、今回はセダンを取り上げています。

全長4405、全幅1730、全高1435、重量は1370kg。

全幅が1700を超えますので、WRXのナンバープレートは全車3ナンバーになります(スポーツワゴンは5ナンバー枠)。

あのレガシィは5ナンバー枠を踏襲しながら成熟して、それが一方で評価を得ているわけですが、インプレッサがいとも簡単にはみ出したことについてスバルの人は、「トレッドを拡大して走行安定性を高めるのが目的」としています。

三本さんもそこをツッコむというより「やはりラリー・カーとしての役割を意識しているからトレッドに余裕が必要だったと思う」といった見解でした。

雨の東名高速で250psのインプレッサを駆る三本さん。常々「クルマは4輪が駆動すべきだ」という三本さんは、スバルの4WDを高く評価しています。

ステアリングを握りながら「30%くらいボディ剛性がアップした印象」と言っていましたが、実際には、ねじり剛性で2倍、曲げ剛性で2.5倍アップしたとのことです。

4速ATで時速100キロのエンジン回転数は2400。このくらいの速度だと乗り味もいいようですが、時速80キロ以下になると「ゴツゴツ感が出る。やはりダンパーがカタイようだ」と、乗り心地が快適とはいえない様子。

試乗車はホールド性の高いバケットタイプのスポーツシートが装着されていました。三本さんは「キツい。インプレッサに限らずこういうのは私は嫌い」とのこと。

MOMO社製のステアリング。操舵力は比較的軽いようです。遊びが少ない機敏な操舵感。

山坂道ではまさに独壇場です。雨というコンディションが、よけいに4WDの安定感と操安性をドライバーに味わせてくれるようです。

ステアリング・シフトにより手元でシフトチェンジが可能。この使い勝手についてコメントはありませんでした。

トルクコントロール?で滑りやすい路面も危険な印象はないようです。山坂道を走りながら「パワーは麻薬。いくらでも欲しくなる」といつもの名言が出ていました。

「ドライビングポジションと視界づくりにこだわった」とスバルの人。全高で35ミリ、ヒップポイントは30ミリアップして視界良好。

また丸いヘッドライトから盛り上がるフェンダーは、お陰でフロントの見切りがいいようです。「個性的なデザインと、車両感覚がつかみやすい形状とがうまい具合に融合した」とスバルの人。

三本さんは「もうちょっとココが膨らんでいると良かった」と細かいツッコミで、スバルの人をイジメていました。

野中さんが運転席に座ってみます。左側の見切りはどうですか?と聞くと、「ちゃんと見えますよ」といった返答でした。真意のほどは自分で確かめるしかないようです。

後席にも座ってくれた野中さん。寸法的にも広くなって、十分なスペースが確保されているようです。

ヒンジで開閉するトランクに「ダンパー式にならないか」といつものツッコミが入ります。そのヒンジもガッチリと無骨?なつくりでスバルらしさが出ています。

サンルーフのオプション設定がないようです。以前、三本さんが所有していたレガシィB4でも設定がなかったとのこと。

そのことと絡めて、「ニーズが少ないくても私のようにサンルーフを欲しがる客もいるんだから設定してほしい」とグチモード。後付けのサンルーフは値段が張るようです。三本さんは言わずと知れたヘビースモーカー。換気のためにサンルーフは必須なので、かなりしつこく迫っていました。

さて、雑誌で新型インプレッサをはじめて見たとき、クライスラー・ネオンを彷彿とさせる丸いヘッドライトがあまり好きではありませんでした。でも番組でじっくり見ていると、段々「悪くない」と思うようになりました。

「視界良好」のコンセプトに好感を持ったし、走りとスタイルのバランスがいいと思いました。

気になる水平対向&ターボの燃費。これも引けを取らない水準にあると思います。

(妄想)
雨のドライブデートは気分がブルーだったりしますが、ドライブの楽しさをスポイルしないインプレッサなら、雨でも予定通り三清さんと遠出したくなる。

日光・中禅寺湖畔。金谷ホテル直営の「ユーコン」のデッキで、長目のランチ・タイム。かすんでみえる中禅寺湖雨でぬれた周りの木々と、三清さんの横顔。

こういうシチュエーションを求めて、またインプレッサ走らせたくなりました。

★次週の予定
トヨタセルシオ