TVKテレビの新車情報を斬る!

三本さんと三清さんの新車情報が大好きで長年メルマガを発行していた筆者のブログ

スバル・インプレッサスポーツワゴン Vol.110 (2000/11/10)

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TVKテレビの 「新車情報2000」を斬る!』
         Vol.110 (2000/11/10) 毎週発行
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★11月6日放映
【スバル・インプレッサスポーツワゴン】

インプレッサには、セダンのWRXと、スポーツワゴンがあります。いずれも個性的なエクステリアをしたスバル車らしいクルマです。

オフィシャル・ページはこちら
http://www.subaru.co.jp/impreza/

基本スペックは、水平対向4気筒SOHC、1.5リッター、100ps、トルクは14.5Kg。燃費は10・15モードで15.0Km/Lと公表されています。価格は157.3万円。

三本さん達のロケの満タン法で計測された燃費は、11.6Km/Lでした。先週同様、今週も道路工事で山坂道の試乗が中止だったのですが、かわりにダートを走って燃費を悪化させたようです。時速100Km走行時の騒音は66dBでした。

全長4405、全幅1695、全高1465、重量1210kg。

エンジンのバリエーションは1.5リッターと2リッター、そして250psをたたき出す2リッターのターボ。価格帯は136.3万円~250.1万円。

今回試乗するのは1.5リッター2WDのベーシックモデルです。なお2リッターモデルは全車4WD。

この1.5リッターエンジンは、運輸省排出ガス認定制度をクリアして☆☆(星2つ)。世界的にも数少ない水平対向エンジンですが、環境面で全く引けをとっていないようです。

試乗した1.5リッターベーシックモデルを「スバル車のエントリーカー」と位置づけていた三本さん。

「進化型スポーツワゴン」と称するインプレッサ・スポーツワゴンのコンセプトは、走る楽しさ、運転のしやすさ、日常的な使いやすさ。このコンセプトを体感するのに、250psのフラッグシップモデルは不要だったのかもしれません。

「乗ってみれば、分かる人にはスグ分かる」というスバル水平対向ユニットの低重心な安定感と、軽やかなフィール。スペック的にはフツーですが、「中低速にトルクがあって扱いやすい」といいます。

印象は「したたかな乗り味。スバル車の中で最もスムーズだ」とのコメント。このベーシックは乗り味と走りのバランスがいいようです。急な車線変更でも「不安がない。まとまりがイイ」と言います。

なんと三本さん久々のダート走行。「最近はクルマをいたわってこういうトコ走らなくなったなあ」と言いながら、泥水が溜まっているボコボコのダート道をお構いなくカッ飛びます。さすがラリー経験のある三本さん。ダートのコーナーをドリフトで駆け抜けていました。

三本さんの腕前をもってしても、こんな道を無造作にカッ飛ばすとクルマが跳ねて不安定になるものですが、このようなドライビングを受けとめるボテンシャルを持つクルマのようです。

前輪駆動の2WD。「FFは頭が重たい印象になるが、これは感じない。バランスがいい。シッカリした足回りだ」とベーシックモデルとは思えない走りっぷり。

「いや~ひさしぶりに走ったが、なかなかの実力だ。4WDだったらもっとよかった」との感想。この撮影がアダとなり、燃費悪化を招いたと燃費報告の際にフォローがありました。

窓枠がありません。スポーティでスタイリッシュを演出しますが、三本さんは「合理的じゃない」と批判的。

「近頃オーバーハングが短い傾向だがこれは長くないか」という問いにスバルの人は、前面衝突安全対策を理由として上げていました。オーバーハングとはタイヤから鼻先までの長さ。鼻先が長いと野暮ったく見えるか?

全幅は5ミリ、ホイールベースも5ミリ拡大。それ以上に広くなったように感じる室内の秘密は、60ミリアップした高さにあるようです。それに伴いシートの座面が30ミリアップ。後席の人の足先が前席の下へ入るようにするなど、実際のスペースより広く感じる工夫がされています。

今年フルモデルチェンジしたクルマ達は、ジャンルを問わずシート座面は高くなってきました。広く快適な視界があればこそ、クルマに乗ることが楽しいハズ。それはユーザーリサーチするまでもなく助手席の彼女に聞いてみればわかることです。

潜り込むシートが決してスポーティとは言えないと思います。ただしあまり腰高すぎても走りに影響してきますので、その辺の兼ね合いと、デザインとの微妙なマッチングが難しい。

このグレードでもシートはスポーティなバケットタイプ。背もたれのサイドサポートが出っ張っているため「少し乗りづらい」と三本さん。

シート生地は「手ざわり感にこだわった」とスバルの人。三本さんも「出っ張って乗りづらい」という点を除いてはシートをホメています。生地について、最近では三本さんが嫌いないわゆるモケットは少なくなってきました。モケット地=高級感という指向が崩れてきたようです。

特別ゴチャゴチャしているわけではないエンジンルームですが、いわゆるカバーがない丸出し状態。「もうちょっとスッキリしていたほうがいいのでは」という三本さん。

しかしメカ的には、配線の並び方など配慮しているそうです。カパーで覆うべきかどうか?余計なコストがかかるのであればあたらめて「隠す」ことが必要なのか少々疑問です。ボンネットというものがありますから。

チャイルドシートは国際標準のISO-FIX(イソフィックス)方式。確実、そして比較的簡単な脱着が可能。チャイルドシートを使う機会がないのでよくわからないのですが、ISO-FIXのアタッチメントは大掛かり過ぎるように見えるのは私だけか。

エクステリアは、丸いヘッドライトと立体的な造形のフロントまわりが印象的。写真で見るより実際の印象は(いい意味で?)違うともっぱらの評判です。

野中さんが助手席に座ってくれます。ソツなくマジメにまとまったクルマが多い中、インプレッサの少しワイルドでクセのあるエクステリアは野中さんのようなイケてる女性にとても似合うと思いました。

スポーティな印象のインパネ。日産車のようなポップアップ式のカーナビモニターはマル。他のスバル車もこうなってほしいです。

ワゴンらしくラゲージルームは広くて機能的。これがほしいためにワゴンを選択します。さらに後席を前へ倒せば、広大な空間が出現。

小ぶり、活発、機能的、個性的。レガシィツーリングワゴンとはまた別の良さがあるようです。フラッグシップモデルで走りと機能性を同時に得るもよし。今回のI’sモデルを女性が操るもよし。なかなかのブランドだと思います。

さて、ライターの自己満足、妄想コーナーの前に、三清んとはなんぞや?という質問が多いので解説させていただきマス。

三清直美(さんせいなおみ)さんは今年の3月末まで番組新車情報2000」のアシスタントでした。現在は野中美里さんです。

三清さんはその後、トーカ堂のテレビショッピングなどで活躍されております。

小生としましては新車情報三清さんが大変お気に入りでして、毎週登場する新車達と妄想にふけっておりました。しかし突然の三清さん降板。ショックで立直れない日々を乗り越え、リスエストにお応えして(ウソ)、ふたたび妄想を続けている次第であります。

(妄想)個性的な大人の女性にフツーのクルマは似合いません。三清さんが駆るインプレッサスポーツワゴン。かっこいいです。

代官山や広尾。三清さんがよく行くオシャレな店先にさっと停車したブルーのインプレッサ。ありふれたシルバーカラーのベンツよりイケてると思いました。

この場合、助手席にヤローが乗っているとまた印象が違うので、今回は三清さん一人でお買い物でした。

★次週の予定
メルセデス・ベンツCクラス