TVKテレビの新車情報を斬る!

三本さんと三清さんの新車情報が大好きで長年メルマガを発行していた筆者のブログ

トヨタ・カローラフィールダー Vol.120 (2001/1/21)

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TVKテレビの 「新車情報2001」を斬る!』
         Vol.120 (2001/1/21) 毎週発行
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★1月15日放映
トヨタ・カローラフィールダー】

ハッチバックスタイルをしたカローラのホットバージョン。フィールダーの位置づけについてトヨタの人は、「レビンやトレノのようなクルマがほしいと模索している段階」とのことでした。

オフィシャル・ページはこちら
http://www.toyota.co.jp/Showroom/All_toyota_lineup/Corolla/index.html

基本スペックは、直列4気筒DOHC、1.8リッター、190ps、トルクは18.4Kg。燃費は10・15モードで13.0Km/Lと公表されています。価格は193.4万円。

三本さん達のロケの満タン法で計測された燃費は、9.0Km/Lでした。時速100Km走行時の騒音は65dBでした。排気ガス認定は☆。

全長4385、全幅1695、全高1520、重量1170kg。

アンダーボディーはセダンと共通。全長が20ミリ大きいですが、これはバンパーの形状のせい。カローラ・セダンについてはVol.109「トヨタ・カローラ」をご参照ください。

価格は136.3万円~199.8万円。200万円をギリチョンで切っているところがニクい。

セダンに設定がない1.8リッターエンジンは、190psと136psの2種類あり、ほかには1.5リッター、そして2.2リッターのディーゼル。セダンで設定のある1.3リッターはありません。

試乗車は1.8リッター190psのほう。燃料はプレミアム指定で、ミッションはなんと6速MTです。136psの1.8リッターはレギュラー指定で、ミッションは5速MT。しかしATを選ぶといずれも4速ATとなります。

この1.8リッター190psエンジンは、既にセリカ搭載されているものと同じ。セダンへの搭載は検討されていないとのこと。

フィールダーについてトヨタの人は「クラスを超えた品質感と基本性能、必要にして十分な居住性、必要にして十分なラゲージスペースを併せ持つ、21世紀のコンパクトワゴン」とのことでした。まさにおっしゃる通り。

ただ気になるのはフィールダーという名前、ちょっと覚えづらいです。日産・アベニールサリューに匹敵している(笑)

高速道路では「室内音がこもる」とのこと。セダンの騒音は63~64dBでしたから、空間が大きくなったことで騒音も多少膨らんでしまったか。

ひさびさのMT車で三本さんのアドレナリンが噴出?します。クロスレシオの6速MT。クロスレシオとは前後のギア比がせまいこと。

これほどパフォーマンスあるエンジンとミッションを持ち、さぞスポーティな味付けかと思いきや、サスペンションはやわらかな設定。ロールも大きめ。あまりガチガチな足回りもどうかと思いますけど、それにしてもちょっと不思議な設定。それでいて高速道路の継ぎ目をコツコツと拾うようです。

タコメーターのレッドゾーンは8000回転以上。時速100キロのエンジン回転数は3000を少しこえるくらいでした。

山坂道では、やはり「ヤル気にさせる」クルマ。3500回転以上まわすと相当にパワフルな印象とのこと。しかしエンジン音もそれなりにウルサイ様子。

「赤い文字盤は気に入らない」といつものツッコミが入ります。試乗車はオプティトロンメーターだったのか分かりません(映像が出ましたが覚えてません)でした。

内装の仕上げはここ数年で変わってきました。私のクルマのようにプラスチックのモロ出しは一世代古いといった感じ。同じプラスチック素材でも塗装や仕上げを工夫されたものが多くなっていますが、フィールダーも安っぽく見えない仕上がり。

「木目調ばかりがモテはやされるが、これでいいのでは」と三本さん。サンセイ!(賛成)。低コストで、ほどほどの質感が出せれば、あと色や模様はセンスの問題。

逆に高価なクルマは、オール桧(ヒノキ)とかオール大理石とかどんどん豪華になってほしいです(風呂か?)

シート生地もホメる三本さん。最近はいわゆるモケットもどきは少なくなってきました。当然ですが流行の移り変わりと共にクルマづくりも変化しているようです。

トヨタの人がアピールした、開閉時に軽いハッチバックアー。ダンパーに工夫があるようです。女性にはうれしいポイントですが、太腕の三本さんが軽い軽いと言ってもどの程度なのか見当もつきませんので、各自で実際に試してみましょう。

2列目シートもちょっとだけリクライニングして、これもセダンにはないセールスポイント。

フィールダー自慢の荷室。2列目シートを前に倒すと、1.6mのフラットなラゲージスペースが出現。そしてトノカバーや汚れものなどがしまえる機能的な床下スペース。

イメージカラーのレッドボディーを「ソリッドでいい色だ」とほめる三本さん。私も池袋のアムラックスで同色の展示車を見学しましたが、確かにイイ色でした。

スタイルもまとまっていると思いました。特に女性ウケするのではないでしょうか。そして何より価格が安い。やっぱりカローラは「必要にして十分なクルマ」かもしれません。

(妄想)真っ赤なフィールダーは三清さんのお気に入り。寒いからオフのショッピングはフィールダーでゴー。三清さんのドライビングはなかなかイケてます。

お正月もとっくに終わり、東京でも雪が降ったりと、寒い冬に飽きてきた今日このごろ。暖かい春が待ち遠しい。

春になったら三清さんの手作りサンドイッチを持って、洗車したフィールダーでイチゴ狩りにでも行きたいです。

★次週の予定
ヒュンダイサンタフェ