TVKテレビの新車情報を斬る!

三本さんと三清さんの新車情報が大好きで長年メルマガを発行していた筆者のブログ

トヨタ・カローラ スパシオ Vol.143 (2001/6/28)

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 『TVKテレビの 「新車情報2001」を斬る!』
         Vol.143 (2001/6/28) 毎週発行
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★6月25日放映
トヨタ・カローラ スパシオ】

多趣多用なクルマが存在する現代のエキゾチック・ジャパン。もし、小泉首相が「我が国のクルマを一車種にする」とか言い出して、いわゆる国民車を一台に絞るとしたら、スパシオみたいなクルマになるかもしれない、などと思うのでした。

オフィシャル・ページはこちら
http://www.toyota.co.jp/Showroom/All_toyota_lineup/Spacio/index.html

基本スペックは、直列4気筒、DOHC、1.8リッター、136ps、トルクは17.4kg。燃費は10・15モードで14.6km/Lと公表されています。国土交通省の排ガス認定は☆。価格は169.7万円。

三本さん達のロケの満タン法で計測された燃費は、12.6km/Lでした。時速100km走行時の騒音は67~68dBでした。

全長4240、全幅1695、全高1610、重量1210kg。

エンジンは1.5リッターと1.8リッター2種類。駆動方式はFFのみ。

トヨタの人は「天下一品の実用性を目指した」と言っています。テーマは、リラックス&フレックス。

余計な気をつかわず、心地よく使える。最小回転半径は5.1m。コンパクトなボディーで取り回しがいい。乗り降りしやすいシート座面とルーフの高さ。

ライフスタイル、ライフステージを問わず、日々の生活にフレキシブルに対応できるクルマ。それが新しいスパシオです。

初代の斬新な室内レイアウトは4人、5人、6人定員と多彩なラインナップで、選ぶ側も迷ったものでした。

新型では7人定員のみ。2列目をゆったり設計し、まず大人5人が余裕で乗れること。で、イザってときに7人まで乗れる、「5プラス2」コンセプト。

高速で三本さんは、「直進安定性がいい。背が高くても不安定な感じがしない」また、「視界がいい。前方、横も開放感があって気持ちがイイ」とコメント。

偏平率70%のタイヤも手伝って乗り味はマイルド。ただ「踏ん張るチカラが少し足りないんじゃないかな」という発言も。

敏感すぎず、扱いやすいステアリング。山坂道では、「操舵力が軽い。また直進性をクルマが取り戻そうとするので、運転がラクだ」とのこと。山坂道でもゴツゴツした印象はなく、あくまでマイルド。

試乗車の1.8リッターモデルでは、スタッフ4人乗車で問題なく箱根の登り勾配をクリアしていました。「これなら十分な動力性能だ」と三本さん。

わかるんですが、悩みどころは1.5にするか1.8にするか、なんです。トヨタの人は「1.5でも十分な動力性能を持ちます。大人数または高速道路を走る機会が多い方などは、1.8リッターをお選びください」とのこと。

上質感を演出した内装インテリア。インパネシフトや木目調パネルなど。女性はこれだけで即決してしまうかも。小物の収納スペースも豊富らしい。

コンパクトカーはトヨタ車以外でも魅力的なクルマが多く、そこは血で血を洗う激戦区。そのユーザーインプレッションを伺ってますと、「安っちい内装」に不満を持つ方が多い。もはや安かろう悪かろうでは通用しません。

スマートでやさしいお姉さん、野中さんがスパシオのシートに座ってくれます。助手席およびセカンドシートともに余裕があって快適。

つぎにサードシートへ。トヨタの人がサードシートを床下から出します。作業はかなり簡単。ヘッドレストはシートを出してから後づけします。

居住性のメインは2列目にあるので、やはり3列目はオマケ。頭上空間は問題ない様子でしたが、足元が狭くいわゆる体育座り状態。スカートファッションの野中さんには少々キビシかったようです。

小さな子供がいるファミリーにうれしい装備として、2列目シートの座面に仕掛けがあります。ワンタッチで「子供用シート」に変身。ようするに座面が一段高くなるだけなのですが、これで子供たちも視線が高くなり視界良好、シートベルトが首にかかる心配もありません。

なんと、この状態のシートへ「私が座ってみましょう」とばかり三本さんが乗り込みます。天井にいきなり頭をぶつけていました。トヨタの人も「なんであなたが座るの?」といった面持ち。

「子供用シート」は想定4才~10才、身長100センチ~140センチ、体重15キロ~36キロのお子様専用です。ちなみに三本さんは身長172センチ、体重80キロ以上。

3列目シートを出した状態だと、ラゲージスペースはほとんどありません。床下ヘ収納すれば十分な広さです。さらに2列目を前に倒せば、奥行き130センチの大きな荷室に。

ボディと一体整形のバンパー。いつもならツッコミが入るハズが、今回ありませんでした。代わりにツッコミますと、「本来バンパーに塗装なんかするもんじゃない」「万一こすったら目立ってみっともない」「修理・交換が高く、つまり買ってから高く付くクルマになる」など。しかし、三本さんが口をすっぱく言っても改善されるどころか、どうもこれが今のトレンドらしい。泣く子とデザインには勝てないか。

前輪駆動のみ。トヨタの人は「あらゆるライフステージを問わず」と言っていましたが、雪の多い地域では4WDは必須です。秋頃に出るのかもしれませんが、明確なコメントはありませんでした。

月間目標は3千5百台。販売開始1ヶ月の受注予想の見積りは6千台。実績はなんと1万台を超える受注があったとのことです。うち2割を女性が占めたとか。

初代スパシオは18万台売れました。2代目はそれを超えることができるのか。いずれにせよ、シャワーのように新車が出てくる最近のトヨタは、スゴイの一言です。

(妄想)スパシオで、三清さんとお買い物。「水着買っちゃおうかな」

ウッ!(鼻ぢをおさえる音)カップルズ試着室にいっしょに入るんっすか、ウッ!

しかし実際着替えるところは一人の個室でした。「イ、イケてる」この姿を披露するのは、ここだけにしてほしい気がする(もちろん良い意味で)。

ほかにもリゾート向きの服を買いまくる三清さん。それにしても、近年における女子の夏服の露出度は目を見張るものがある(オヤジ調)。

涼しそうなサンダルが似合う三清さんですが、運転するときの足元は、たとえばクラークスのナタリー。

そんなナチュラルな三清さんとスパシオに付き合った、休日でした。

★次週の予定
アウディ・A4