TVKテレビの新車情報を斬る!

三本さんと三清さんの新車情報が大好きで長年メルマガを発行していた筆者のブログ

三菱・エアトレック Vol.148 (2001/8/3)

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 『TVKテレビの 「新車情報2001」を斬る!』
         Vol.148 (2001/8/3) 毎週発行
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★7月30日放映
【三菱・エアトレック

セダンやクーペが過去のスタンダードになり、クロスカントリーRVが死に絶え、ワゴンブームが過ぎ去り、ミニバン王朝時代へ。

しかし「ミニバンに乗る理由」が見当たらない人達が、この時代にどんなクルマ選びをするのか。エアトレックはそんなセグメントにミートする一台かもしれません。

オフィシャル・ページはこちら
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/AIRTREK/

基本スペックは、直列4気筒直噴GDI、DOHC、2.4リッター、139ps、トルクは21.1kg。フルタイム4WD。4速AT。燃費は10・15モードで11.4km/Lと公表されています。価格は230万円。国土交通省排気ガス認定は☆。

三本さん達のロケの満タン法で計測された燃費は、11.0km/Lでした。時速100km走行時の騒音は67~68dBでした。

全長4410、全幅1750、全高1550、重量1470kg。最小回転半径5.7m。

オン・オフ問わず自由で快適な走りと空間をもつ新SUV。プラットフォームはランサー。前回の東京モーターショウに出ていた「SUWアクティブ」というコンセプトカーがそのベースだそうです。

三菱の人は「コンセプトは自由な空間と走りの創造。既存のRVを超えてオールラウンドに活躍できる、次世代のクロスオーバーRV」と紹介。

エンジンは2.4リッターGDIと、2リッターSOHCエンジンの2本立て。以前の三菱では全車GDI化を目指していたと思いましたが、「広くこのコンセプトを味わってほしいから低価格に抑えるため」と三菱の人。前輪駆動なら価格は170万円から。

2.4リッターGDIは「軽快感がある。ノイズも抑えられている」とのこと。

ビスカスLSD付センターデフ方式のフルタイム4WDは、ランサーエボリューション譲りだとか。もちろんランエボとまったく同じではありません。通常走行では前後50対50、状況に応じてトルク配分が変化。

高速道路においても、アクセルを保てばリーンバーン状態を示すエコランプが点燈し、番組計測結果を見てもかなりエコっていることがわかります。

高速では風切り音が気になる様子でした。「ロードノイズは抑えられている」とのこと。

山坂道では、速い速度でコーナーリングするとスキル音が出やすい模様。サスペンションの詰めが甘いのかも。

インパネ中央に設置されたモニターには、ナビのほかに「走行情報」と題して平均速度、燃費、バッテリー電圧などを表示するインテリな演出。しかしどこまで実用的かちょっと疑問。

ドアトリムやインパネの一部に施された、見慣れないレンガ色のアクセントカラー。「イタリー車のインテリアに似ている」と三本さん。デザイン自体にも新しさを出しています。明るい内装が好きな三本さんもホメていました。

同じくレンガ色のツートーンでコーディネートされたシートは、「座りごこちもイイ」とのこと。

車幅で小型車枠を5センチも超えて結構大柄。ホイールベースが長く空間は広いようです。後席へ野中さんが座ってくれます。「特に足元が広いです」とのこと。

荷室も広いです。後席を前へ倒せばさらにフラットで広大なラゲージへ。

全高は1550ミリに抑えられ、立体駐車場に入るようにとの配慮。

「お買い得なクルマだと思う」と三本さん。ターゲットは25~35才の年齢層を想定。三菱の人は「5速ATと組み合わせたハイパワーモデルを将来検討している」と口をすべらせていました。

エアトレックの最大のライバルは、フォレスター、そして昨年登場したエクストレイル。ハリアーは価格的にワンランク上。そう考えるとコンペティターは少ないです。

振り返れば10年前のRVブームのとき、RVに仕立てるのが上手だった三菱。RVRとかシャリオとか、時代を先取りしたクルマづくりで注目されました。ミニバンの次を模索するこの時代に、三菱がやればもっと新しいセグメントのクルマが出来ると思うのですが・・

しかし残念ながらリコール隠しという重大問題を放置し、結果的に大きな痛手を被ってしまったツケは大きい。

経営陣が入れ替わリ、新社長就任後、初の新型車となったエアトレックでは、新しい品質管理でのぞんだといいます。

報道によると、発売から1ヶ月の受注は約4300台。これは月販目標の5000台に届かない実績。

品質管理はもちろん大事なこと。でも一番大事なことは、「万が一不具合が出た場合、直ちにユーザーへ報告し対処する姿勢」です。

(妄想)夏の高原へ。エアトレックは広々したデッキと、大きなサンルーフが心地いいです。

真っ青な空にまぶしい太陽、青々とした草原。そして白い帽子をかぶった三清さん。

高原のミルクたっぷりソフトクリーム。い、いけません、そんな上目づかいでペロペロしては・・・

暑いけど短い夏。「大人の想い出づくり」してますか?

★次週の予定
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