TVKテレビの新車情報を斬る!

三本さんと三清さんの新車情報が大好きで長年メルマガを発行していた筆者のブログ

シトロエン・C5 Vol.155 (2001/9/21)

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TVKテレビの 「新車情報2001」を斬る!』
         Vol.155 (2001/9/21) 毎週発行
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★9月17日放映
シトロエン・C5】

エグザンティアの後継モデル。セダン快適性とワゴンの機能性を併せ持ち、ユニークで独創的なサスペンションの採用など、シトロエンはまさに個性豊かなクルマです。

オフィシャルサイトは
http://www.newseibu.co.jp/citroen/C5/

基本スペックは、V6、DOHC、3リッター、210ps、トルクは30.0kg。4速AT。10・15モードは発表されませんでした。価格は422万円。

三本さん達のロケの満タン法で計測された燃費は、8.4km/Lでした。時速100km走行時の騒音は63~64dBでした。

全長4620、全幅1770、全高1480、重量1540kg。最小回転半径6.2m。

シトロエンといえば金属バネを使わないハイドロサスペンション。その媒体は窒素ガスで、車高の調整を油圧によって行います。

三本さんも以前シトロエンを所有していたとのこと。この「味」を一度体験するとヤミツキになるとか。

半世紀にわたり成熟を続けてきた独創的なシステムは「ハイドラクティブ3」へと進化。車速と路面状況に応じて、車高を自動調整するハイテク・サス。

スタジオで試してみます。三本さんの体重は現在82kg。野中さんの体重は…わかりません。2人が乗り込むとググっと車体が沈みましたがあら不思議、ゆっくりと上がってきました。エンジンをかけていない状態でも車高の自動調整機能が働く。まるで生きてるみたい。「スゴイですねえ」と野中さん。

正規代理店の新西武自動車のHPによると、車速が110キロに達するとフロント15ミリ、リア11ミリそれぞれ車高を下げて走行安定性を向上。

すごく野暮なツッコミなんですが、時速110キロ??

悪路の場合、車速が70キロ未満であれば車高を13ミリアップしてロードクリアランスを確保。これなら安心してフルエアロもOK。

車高はマニュアル操作で任意に調整することが可能。大黒埠頭てハイドロパフォーマンスもOK。

高速道路では、「異次元の乗り心地」「静かな湖水の上に居るようだ」「尖った感じがまったくない」とその乗り味に感激する三本さん。また、直進安定性をホメています。高速道路ではまさに「湖水を漂う」気分。「気持ちが穏やかになる乗り味」とも表現。

高速道路での急な車線変更は「まったくロールしない」と言っています。クルマとして理想的な特性を示すダンパー。

シトロエンプジョーグループの一員になったことで、プラットフォームやエンジンは協同開発。

V6は横置きFF。数値的には大したことありませんが、低中速トルク重視の扱いやすいエンジンとのこと。この他に2リッターもラインナップされ、そちらのグレードなら316万円とお安くなってます。

山坂道では「FFの癖がでない。ロードホールディング性が高くスムーズだ」とのこと。

「こんな乗り心地のいいクルマは世界中見渡しても少ないよ」とのこと。ぜひ一度体験したいものです。

一体どんなサスペンションなのか見てみたい。以前エグザンティアのエンジンルームからこのサスペンションを見たときは、球状の物体が左右にそれぞれに「チン座」してました。

今回もそのタマタマを見ようとスタジオでボンネットを開ける三本さん。キン隠しならぬ、カバーで覆われていました。番組の為に仮止めされていたカバーを外すとタマタマが登場。ハイドラクティブ3ではそれは真ん丸ではなく、楕円形でした。

正規代理店の人は、「改良されたハイドロリックフルードの採用により、通常の使用なら5年または20万キロ走行までメンテナンスフリーです。窒素ガスの継ぎ足しも不要」とのことで、カバーは耐久性の証とか。

見た目は3ボックスのセダンですが、5ドアハッチバック。タップリした積載能力と多彩なシートアレンジ。

C5はまもなくステーションワゴンのブレークが発売開始される予定。

シトロエンの最上級グレードのXMは、ラインアップから消えています。よって現時点ではC5がフラッグシップ。最上級グレード「C6」の開発が現在行われており、2~3年後には登場予定とのこと。

昔乗っていたシトロエンではマイナートラブルに泣かされたという三本さん。「最近のシトロエンはどうですか?」という問いに正規代理店の人は、「エグザンティア以降、耐久性、信頼性ともに向上しており、故障はほとんどありません。普通に乗っていただいて問題ありません」とのことでした。基本パーツをプジョーと共通としている点からも、品質は向上している模様。

他の試乗記を浮気見すると、リーズナブルな2リッターモデルは非力な印象らしいです。となるとぜひV6を選びたいところ。

エクステリアでは一目でわかるようなシトロエンらしさが少し薄れてきた、という批判も聞かれるC5。

内外ともに独創的と評価される「個性」のクルマが高いか安いか。いずれにしても400万円台という価格帯は、庶民には手が届かないオーダーにかわりありません。

(妄想)あの2CVを知っている女性は意外と多い。ベンツやポルシェよりずっとウケがいいシトロエン。お姉さん達は「走り」なんてぜんぜん関係なかったりする。

ツールとして申し分なし。イケてるフランス車は野中さんとのスタイリッシュデートに最適。今週キメなくていつキメる?(自問自答)

野中さん大好物のチーズ。最後の甘いデザート。ハイドロのフワッとした乗り心地は、フランス料理のフルコース平らげた2人に気持ちいい余韻をもたらしてくれる。

マッタリとした食後。秋の夜長と涼しい風。もっともっと気持ちよくなりたい!

「ふ、2人だけでワインを飲もうか…」。

助手席に目をやると、爆睡してました。

★次週の予定
ジャガー・Xタイプ