TVKテレビの新車情報を斬る!

三本さんと三清さんの新車情報が大好きで長年メルマガを発行していた筆者のブログ

トヨタ・カムリ Vol.163 (2001/11/16)

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
 『TVKテレビの 「新車情報2001」を斬る!』
         Vol.163 (2001/11/16) 毎週発行
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

★11月12日放映
トヨタ・カムリ

日本では地味な存在ですが、世界100ヶ国で販売され月に5万台もセールスするトヨタの基幹車種。全米では4年連続ベストセラー。世界中の信頼を得ながら進化を重ね、今回で5代目。

オフィシャルサイトは
http://www.toyota.co.jp/Showroom/All_toyota_lineup/Camry/

基本スペックは、直列4気筒、DOHC、2.4リッター、159ps、トルクは22.4kg。4速AT。前輪駆動。4WDもあり。燃費は10・15モードで11.0km/L。国土交通省の排ガス認定は☆☆☆。価格はツーリングナビパッケージで278万円。

三本さん達のロケの満タン法で計測された燃費は、9.4km/Lでした。時速100km走行時の騒音は62~63dBでした。なお、東名高速道路の集中工事が完了し、このロケを境に騒音レベルがかなり低減された模様。

全長4815、全幅1795、全高1490、重量1420kg。最小回転半径5.6m。

トヨタの人がアピールした点は以下のとおり。1、ラージクラスに匹敵する広い室内空間。2、新プラットフォームにより走りの基本性能の向上および最小回転半径の改善。3、高い安全性の確保。4、燃費、加速性能の向上。☆☆☆を獲得した低排出レベル。

「中低速でねばりがあり、かつ高速で力不足を感じない。なかなかの出来」と絶賛する三本さん。このエンジンはエスティマでも採用され、「3リッターモデルよりバランスがいい」などと一部で評価されるくらい定評あるユニット。3つ星達成は、触媒を改良した結果とのこと。

海外向けに6気筒モデルがありますが、国内では4気筒のみ。アメリカでも売れるのは4気筒で約8割を占めるとか。

時速100キロのときのエンジン回転数は約2200。3速のときは約3200。4気筒エンジンとは思えないほど静か。まったく申し分ない騒音レベル。

乗り味はトヨタらしい柔らかな感じで、三本さんは「伝統的なトヨタ車の味」と表現しています。

トヨタ独自の電子制御H∞TEMSを装備したダンパー。減衰力を4段階にマニュアル設定可能。三本さんはいろいろな減衰力を試しながら小刻みにハンドルをゆすったり、車線変更を繰り返したりしていましたが、不満を訴えるコメントはありませんでした。

ミディアムクラスといっても日本では大型サイズ。このゆとりがコストパフォーマンスを感じさせるのかも。

内装では特に目新しさはありませんが、高級車といえる装備と質感を備え、さすがトヨタのメジャー品質を感じさせる出来。

今週の山坂道は舗装が悪い道路でしたが、ここでも際立ったのは静粛性。ダンパーをカタめに設定すればロールも気にならず、もはやファミリーカーの域を越えている。

ワンクラス上の基本性能。それもそのハズ、新型ウィンダムと共通のプラットフォーム。しかし共用しているパーツは無い模様。

三本さんは「着なれた下着」と表現していました。その心は、「どんなものを着ていたのかは忘れてしまうが、実用として申し分ない」という意味で、はき心地のいいパンツといったところか。ちなみに「カムリ」とはパンツどころか、冠(かんむり)からイメージされた造語です。

どんなクルマの助手席でもバッチリかわいい野中さんが座ってくれます。室内はセダンとして十分広い。助手席、後席ともにすこぶる快適の様子。

しかし三本さんは、乗降性が良くないとツッコミます。Aピラーが思いのほか傾斜しており、首を傾げないと三本さんの大きな顔が支柱にあたる。全高は高くなるが、デザインと空力の関係かAピラーは寝るのが最近の傾向。三本さんは「Aピラーの立ち上がり位置をもっと前へずらしてくれれば改善する」と訴えます。

リアガラスからの直射日光を防ぐサンシェード付き。電動式ではなく手で引き出すタイプですが、ノーテン直撃を避けられるありがたい高級装備。

トランク容量は十分は大きい模様。トランクスルーの機能はリヤシートの背もたれが倒れるタイプ。ラゲッジネットが標準装備です。フードはダンパー式ではありませんが、そのアームはポケットに納まり、荷物をつぶすようなことがなく、これなら三本さんもツッコミなし。

スタジオに来たグレードはリアウィングが付いており、三本さんが「この羽は何のため?」と質問するとトヨタの人は「まあ見た目ですね」と答えると、「こんなモン付けないと見た目が悪いなんて、そんなハンパなデザインしか出来ない無能なやつはクビにしろ!」イカリング

さらにカムリに限らず、最近の傾向についてツッコミます。塗装されたボディ一体型バンパーは、バンパーの修理に十万円以上。バンパーとは本来、少しくらいブツけても平気なもののはず。

ツルリンとしたラインを出すため、ドアーにサイドプロテクターが無い。隣のクルマのドアーが軽くヒットしただけでエクボになってしまう軟弱ドアー。

クルマは外で使うもの。ボディを保護する外装本来の機能を満たしながら、美しいデザインを創造するのがデザイナーの役割だと主張する三本さん。

と、少し脱線しましたが、新型カムリは特記すべき点はないかもしれないが、すべての項目で標準以上。さすが、世界が認めたワールド・メジャー・カムリです。

(妄想?)野中さんとのラッキーデートもごぶさたしてました。この冬、どんなデートプランを立てたらいいのか。その前に、愛車の室内チェック。

数少ない私の経験からだと、ドライブデートの勝敗にクルマの車種は関係ありません。必要なのはその空間が2人にとって快適であること。

どんなにイケてるクルマであっても、室内がクサかったり、キタナイのはバツ

できれば禁煙にしましょう。ヤニ臭いのはよろしくない。また、タバコが超苦手の女子にとっては、車内での喫煙は動くガス室と同じ。

コンソールボックストとシートの隙間にマックのポテトが落ちている、といったことがないように。

洗車嫌いなあなたもフロアマットだけはマメに掃除しましょう。ときどき車外に出して砂やホコリを捨てたり、パタパタやれば十分。彼女のバッグが足元に置けないような状況ではバツ

ダッシュボードなどにうっすら積もった砂やホコリ。マメに拭き取るだけでずいぶんと印象が違ってきます。「クリンポイ」などで、彼女を迎えに行く途中の信号待ちなどでサッと掃除しましょう。

クルマの香水選びは慎重にしないと逆効果。トイレで使うような匂いのキツイものはバツ。基本は無臭。

彼女を迎えるにあたり快適な車内空間を整え、最高のドライブデートを演出。しかし車内でのエッチ行為は、足がつったりシートが汚れる場合があるので控えましょう。

★次週の予定
ホンダ・CR-V