TVKテレビの新車情報を斬る!

三本さんと三清さんの新車情報が大好きで長年メルマガを発行していた筆者のブログ

ホンダ・ラグレイト Vol.42 (1999/7/22)

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     『TVKテレビの 「新車情報’99」 を斬る!』
         Vol.42 (1999/7/22) 毎週発行
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★7月19日放映
【ホンダ・ラグレイト】

三清さんの開口一発、「大きなクルマですね~」。エンジンはアメリカで生産され、カナダで組立てられている輸入車です。ラグレイトという名称は日本で販売するために付けられた造語。現地ではオデッセイと呼ばれているそうで、チョットややっこしいです。

ラグレイトのオフィシャル・ページを見たい方はこちら
http://www.honda.co.jp/LAGREAT/
をご覧ください。

基本スペックは、3.5リッター、V6、SOHC、VTEC、205ps、トルクは30.2Kg。燃費は10・15モードで8.0Km/Lと公表されています。価格は366万円です。エクスクルーシブは396万円です。

三本さん達のロケの満タン法で計測された燃費は、8.3Km/Lでした。10・15モードよりいい結果です。時速100Km走行時の騒音は66dBでした。

ランクル100のときもキツかったが、ラグレイトもサイドミラーを外さないとスタジオへ入らなかった」と、思わず裏話をしてくれるほどのでかいクルマです。

ラグレイトの寸法は全長が5105mm、幅は1935mm、高さは1740mm、重さは1950Kgです。

オデッセイプレステージの全長は4840mm、幅は1790mm、デザインは似ていても全く違うクルマと言えます。

個人的にクジラのように大きい印象のトヨタのグランビア、これは高さはあるものの全長4715mm、幅は1800mmとぜんぜん及ばず。

あのセルシオは全長4995mm、幅は1830mmと、まだまだ及ばず。

現地北米においてライバルだと思われるクライスラーのボイジャーを見ると、大きいほうの通称グランドボイジャーで全長5085mm、幅は1950mmと、やっと同サイズといった感じで、まさにアメリカンなビッグカーです。三本さんも「幅は2mを見切って運転すべき」と言ってました。

でも、取りまわしがいいみたいで実際に運転すると、それほど大きく感じないようです。山坂道では「ガラはデカイが小回りがきく」とコメントしてました。しかし運転に慣れたとしても、このサイズを収納できるスペースを確保できないと、誰でも所有できるクルマではないかもしれません。

高速道路での乗り味は、静かでアメ車的な感じ。ハンドリングもホンダらしくキビキビした感覚はあるものの、乗りごこちを重視したソフトな印象らしいです。

山坂道でも特に不満らしいコメントは出ません。3.5リッターバンク角60度Vの6気筒エンジンは、低中速トルクを重視したセッティング。オデッセイプレステージの3リッターエンジンと、排気量は異なるもののベースは同じです。

日本の道路事情向けにリファインされているATトランスミッションは、箱根の山坂道でも不具合は無い様子です。

オデッセイはエンジンをまわすとうるさい、と聞いたことがありますが、ラグレイトはエンジン音をほとんど聞かせないようです。また近頃、恒例になったジャリ道走行でも、「乗りごこちは損なわれない」と安定している様子でした。

最近では「左右にスライドドアー」が増えているようですが、ラグレイトも左右両方にスライドドアーが付いており、いずれも電動で開閉します。りゃんめん電動は世界初だそうです。

運転席に居ながらにして、スイッチ一つでを開閉。まるでタクシーのようです。また外部から、キーに付くリモコンでも開閉操作ができるそうです。雨の日など最高ではないでしょうか。

スライドドアーはけっこう力や勢いが必要ですが、これならそんな不満もありません。それにスライドは、ちょっと商用車っぽいイメージがあったりしますが、電動で開閉する様は見ていてサンダーバード(古いか)っぽくてかっこいいと思ったくらいです。

(妄想)エントランスにスーっと入って来たラグレイト。静かに電動スライドドアーが開くと、ドレッシーな三清んが降りてきます。ドライバーの私は三清さんが降りたのを確認すると、おもむろにドアーを閉めます。そして静かに走り去っていく。。私は単なる運転手役だとお思いでしょう。いいえ、駐車場にとめてから三清さんの後を追います(笑)。

先週の日産セレナでは、スライドドアーを開閉する際、万が一その窓から頭や首を出していた場合のギロチン現象についてツッコンでいましたが、ラグレイトでは窓はハメ殺しで開きません。

最後部の窓はヒンジが付いており換気のために少しチルトしますが、これも電動で、運転席からも操作できます。

第2席目、第3席目の天井にはエアコンの吹き出し口が左右についており、つまり合計で4個所。「まるで飛行機の雰囲気」と三本さん。試乗した本皮仕様のシートは豪華そのもので、まるで自家用ジェット機のおもむきです。まさに大陸を快適に移動するコミューターといった感じでしょうか。

ホンダの人は年間で3500台を輸入すると言ってましたが、私は意外にもっと売れそうな気がしました。

さて、今週にも梅雨明けしそうですが、色的には秋っぽい印象を受けたシックでオシャレな三清さん。毎度お楽しみ、インフォメーションコーナーは、いつものようにQ&Aです。

1年もたたないのにエンジンの細部にサビが発生している、といった視聴者からのハガキを三清さんが読み上げていました。

そこで思わず「エンジンにカビが・・」と、サビとカビを間違えてしまい、一人でウケてしまいました。しかし、そんなかわいいミスに何の反応もしない三本さん。すかさず三本流ギャグをカマしてほしかったです。

★次週の予定
マツダ・ボンゴバン