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『TVKテレビの 「新車情報2001」を斬る!』
Vol.134 (2001/4/25) 毎週発行
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★4月23日放映
【ヒュンダイ・エラントラ】
今年の1月に日本進出を果した韓国のヒュンダイ。SUV、ミニバン、セダンの3車種を導入しており、すでに番組にも登場したSUVのサンタフェにつづき、今回はセダンのご紹介。
オフィシャル・ページはこちら
http://www.hyundai-motor.co.jp/
基本スペックは、直列4気筒、DOHC、2リッター、141ps、トルクは18.6kg。燃費は10・15モードで12.0km/Lと公表されています。価格は162.7万円。
三本さん達のロケの満タン法で計測された燃費は、14.0km/Lでした。10・15モードより良い燃費。時速100km走行時の騒音は65~66dBでした。
全長4510、全幅1720、全高1425、重量1280kg。
エンジンは1.8リッターモデルと2リッター。価格帯は129.9万円より。
エラントラは1990年に初代が誕生し、現モデルは3代目。昨年フルモデルチェンジしたといいます。
これまで300万台を売る輸出戦略車種であると同時に、ヒュンダイにおいて最も売れているスタンダードセダンです。
導入に際して日本のクルマ事情、道路事情にジャストだと判断されたエラントラ。
すごい名前。中世の馬車?みたいですけど「エラン」はフランス語で、高揚するという意味だそうです。「トラ」は英語のトランスポーテーションから。
高速道路を「エラントラ」で流す三本さん。全幅で小型車枠を2センチだけ上回る最適サイズのセダン。
質の良さを感じるものの、特にカッコイイわけでもなく、高級感があるわけでもなく、まあフツー。日本車に似ている、と思います。
でも合理的な印象は、もしかしたら日本車より上を行っているかもしれません。三本さんは「アメリカや欧州では好意的に受け入れられているようだ」と言っていました。
足回りは「ヨーロッパ向け仕様を基に、日本向けにチューニングし直した」と正規代理店の人。
でも三本さんは「道路の継ぎ目のハーシュネスが少し気になる。全体的にもっとマイルドにするか、サスペンションで吸収してほしい」との感想でした。
ステアリングの操舵感は日本車に近いものらしいですが、ややダル。センターで余裕がある感じ。ちなみにFFです。
エンジン音は静かで、聞こえる騒音はロードノイズが主だとか。乗り味も悪くないそうです。
山坂道でも特に不満はありません。十分なパワー。ステアリングについてやはり「オットリしているなあ」と、三本さんには少々つまらなかった様子。
セーフティには自信あり。アメリカの高速道路交通安全局の側面衝突プログラムにて、最高の5つ星をゲット。
また乗員数による車重の変動に応じてコントロールを変えるという電子制御ABSを採用し、これは標準装備らしい。トラクションコントロールはオプション設定。
内装の「丁寧さ」は三本さんも感心。木目調パネルについても触れていましたが、たぶんそういうことではなくて、いわゆるクオリティの高さを感じたのではないでしょうか。
試乗車は豪華な本革シート。オプション設定でプラス14万円出せばもれなく革。スタジオでは恒例?になった野中さんのシートチェック。
野中さんの乗り降りは何とも品がよく、見とれてしまう。よく脚がガバーっとなる人もいますが、まあそれはそれでいいんですけど・・
やはり日本車に似ています。シブイ黒革シートなのに、豪華でリッチな雰囲気が演出されるわけでもない。これはいいことなのか、つまらないことなのか。
「細かいことは除いて、文句がないクルマだ」と三本さん。そうなるとやはり注目は激安価格でしょうか。この車格と質感でこの値段。初期投資としてはかなりお買い得です。
正規代理店ヒュンダイ・モーター・ジャパンではワンプライス制を徹底させ、値引きはナシ。
日本における今年の販売目標は2500台。三本さんは「この値段で儲かるんですか?」と心配していましたが、「大丈夫デス」と代理店の人。
「ぜひ試乗してください。体験された方は皆、予想以上だったと感心されます」と代理店の人。
ただしアフターケアが心配です。現在、拠点は東京と大阪のショールームのほかに、全国10ヶ所。今年中に40拠点まで増やす計画。またメンテナンス契約の整備拠点が、80ヶ所あるそうです。日本車並みに故障が少なければ、なんとかイケるか。
三本さんは、「200拠点くらいほしいところ」とのこと。なるほど、やはりクルマを売るにはそれだけの体制が必要なのか。
でもこのようなネットワーク社会ですから、保守・メンテナンスの分野でも、ビジネス・プロセスの変革ができないものでしょうか。200拠点もないと商売が成立しないなんて、どう考えてもムダ。まあネットでクルマの修理はできませんが・・
(妄想)エラントラHPに、「自分だけのステイタスを持ちつづける人へ」というPR文がありました。
それは三清さんのこと。そして、私もそうありたい。先日発表されたすごくイケてる新型「ソアラ」。そのドライブ・デートが最高なのは、妄想するまでもありません。
しかーし、スタンダードセダン「エラントラ」でも最高のデートができなければ、真のステディ・デートとは言えないのでは。
要は、三清さんを美しく、気持ちよくエスコートすること。
彼女の誕生日だからといって、@ローンで借金してまで、高い店で食事をするなんてケシカラーン!(すみません、最近オヤジ入ってます)
★次週の予定
ランドローバー・フリーランダー