TVKテレビの新車情報を斬る!

三本さんと三清さんの新車情報が大好きで長年メルマガを発行していた筆者のブログ

トヨタ・アルテッツァ Vol.15 (1999/1/13)

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TVKテレビの 「新車情報’99」 を斬る!』
         Vol.15 (1999/1/13) 毎週発行
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★1月11日放映
トヨタアルテッツァ

アルテッツァ」とはイタリア語で「高貴な」という意味だそうです。98~99年日本カーオブザイヤーに輝いた、新基準のFRスポーツとはどんな車なのでしょう。

アルテッツァの映像を見たい方はこちら
http://www.toyota.co.jp/Showroom/All_toyota_lineup/Altezza/
をご覧ください。このサイトに出ているチーフエンジニアというオジサンが番組に出演してました。

基本スペックは、DOHCで2リッターの4気筒、210ps、トルクは22Kg、6速M/T、燃費は10・15モードで11.6Km/Lと公表されています。価格は250万円です。

三本さん達のロケの満タン法で計測された燃費は、10.6Km/Lでした。時速100Km走行時の騒音は67~68dBでした。

高速道路でのインプレッションを聞く限り、ステアリングはかなりクイックで機敏な印象です。215/45R17というタイヤもその性格に寄与しているようです。

トヨタの人が「80点主義じゃなくて思い切ってやった」というそのスタイリングは、ドイツの高性能コンパクト・スポーツセダンをイメージするような洗練されたスタイリングだと評価されてるようです。

腕時計のクロノグラフをモチーフにしたという、かっこいいインパネメータは、運転した三本さんに言わせると、そんなに機能的ではない、とのことでした。

チタン削り出しのシフトノブは「高級革巻き」とはまた違った高級感を演出しています。シフトフィーリングのコメントをしてほしかったです。

山坂道でのアルテッツァは正に水を得た魚のように、くるりんくるりんと頭がまわります。フロントエンジンですが、若干、後ろにマウントされていて、ミッドシップに近い重量配分を実現してるらしいです。

また、排気音が「作曲」されていて、三本さんも「いい音」と言ってました。

2リッターで、ターボやスーパーチャージが付いてないのに210馬力もの出力をどうして取り出せるのか、三本さんもしきりに質問してました。

エンジンの形式は3Sという昔からある4気筒エンジンを継承してますが、吸気側と排気側を別々に制御する可変バルブタイミング機構や、インテークやエキパイの形状改良などを行っている、とのことでした。

シートについては全く触れられませんでしたが、このクラスとしては大人2人がしっかり乗れる後席をほめてました。トヨタの人は「スポーツ・セダンではなく、走りと快適性を両立したアスリート・セダンと呼んでほしい」と言っていました。

大人4人が快適に移動できるための空間が確保されているなんて、一応セダンですから当然ではないだろうか、と思いましたが、クーペと比べて話してるのを聞いていると、よっぽどセダンらしからぬ走りだったのかもしれません。

三本さんは「若ければもう一回こんな車に乗ってみたいがもう照れくさい」と言ってました。プログレのプラットホームを流用してるらしいですが、三本さんの年代になるとアルテッツァよりプログレの方をセレクトしてしまうのかもしれません。

さて、今回のインフォメーションコーナーでは、三清さんが「関西ペイント」ヘ車の塗装について取材に行ったレポートでした。

今の流行はシルバーやピュアホワイトらしいですが、関西ペイントでは「カスタマイズ・カラー」と呼んで、各人がオリジナル・カラーで塗装することを薦めていました。

いろんな色があって私は興味深かったですが、三清さんが「三本さんはどんな色が好きなんですか」と聞くと、相変わらずいじわるな三本さんは、「私は色なんか何でもいい。手のかからないソリッドな塗装がいい」とかマトはずれなこと言い出し、しまいには、きれいにマニキュアが塗ってある三清さんの白魚のような手にをムンズとつかんで、「このマニキュアも手間がかかる」などと訳のわからないこと言い出す始末です。

三清さんからすればマトはずれでしたが、三本さんの言ってることはわかります。車は野外で使うものだし、塗装はボディーを保護する役目を負ってるとするなら、傷が付きにくいとかメンテが容易とか、もっと機能的な方向へ行ってほしい気もします。

しかし、どんな発言しても結構ですけど、三清さんの手を握るのはやめてほしいです。

★次週の予定
ホンダ・インスパイア