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『TVKテレビの 「新車情報’99」 を斬る!』
Vol.16 (1999/1/20) 毎週発行
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★1月18日放映
【ホンダ・インスパイア/セイバー】
インスパイア/セイバーは、ホンダ・オブ・アメリカで企画・生産されており、アメリカからの逆輸入車になります。
インスパイアの映像を見たい方はこちら
http://www.honda.co.jp/INSPIRE/
セイバーの映像を見たい方はこちら
http://www.honda.co.jp/SABER/
をご覧ください。
インスパイアとセイバーは姉妹車で、違いはフロントグリルやテールランプ、ホイールのデザインのみで、仕様や内装はすべて共通です。
基本スペックは、SOHCで2.5リッターのV6、200ps、トルクは24.5Kg、燃費は10・15モードで10.2Km/Lと公表されています。価格は263.5万円です。
三本さん達がロケで試乗した車はセイバー3.2リッターの最上級グレードで、こちらの満タン法で計測された燃費は、8.4Km/Lでした。時速100Km走行時の騒音は63~64dBでした。
車の仕様や安全対策などはアメリカで販売されている車そのもので、違いは右ハンドルとバンパーが現地のより小ぶりになってるだけ、とのことです。ただし、2.5リッターエンジンの搭載車は日本のみだそうです。
ATセレクターの頭やCピラーの外側には、ホンダ・オブ・アメリカのロゴと、仮面ライダーのショッカーみたいな白頭鷲のマークが付いています。
高速道路では、アメ車らしいスムーズでソフトな乗り味、そこに欧州的スパイスをブレンドした感じだ、という難しい表現をしてました。
内装は木目を多用し、豪華なんだけどシンプル。センスのよさを感じました。特にブラックの革張りシートの質感がよさそうで、品のある高級感が漂っています。ちなみに2.5リッターモデルはパブリックシートになります。
この最上級グレードで、300万円ちょっとというプライス設定は、三本さんも「お買い得だ」と関心していました。300万円を超えるというのはもちろん高価に違いありませんが、内装だけでなく走りのクオリティーを考えても、コストパフォーマンスの高さを感じました。アメリカでバカ売れする理由もわかります。
クーペのようなエレガントなスタイルですが、頭上空間はしっかり確保されていて、三本さんのこぶしは余裕で動いてました。
山坂道では「デカすぎる」と何度も言ってました。スタジオでも「このフィーリングで日本向サイズがあればもっといい」とホンダの人にツッコんでました。
ソフトな印象ですがロールは少ないようです。トルクの太いパワフルなエンジンと、ポルシェのティプトロニックを思わせるホンダ独自のATとの組み合わせで、不満らしい不満は無い様子でした。できれば、2.5リッターモデルの試乗インプレッションを聞きたかったです。
スタジオでは三本さんが後席に座ってましたが、世界基準ですから、特に足元などゆったりしてました。また、トランクもたいへん広かったです。
ホンダの人は「セダンは低迷しているが、スポーティーなものと実用に徹したものは確実に売れている。これはスポーティーセダンです」と自信のほどをうかがわせていました。
さて、今年も新車情報大賞の時期がやってきました。もう17年もやってるそうです。この企画にはあまり印象がなくて、「なんでトロフィーがあんな形してるんだろう」といったことくらいです。
選考対象となる車は新車情報’98で取上げられた48台すべての車です。車名はバックナンバーのVol.13をご覧ください。
投票要項は例年通りで、支持する車を「+」として車名とその理由。支持しない車を「-」として車名とその理由。それぞれ一台づつ書きます。「-」だけの投票は無効になります。
プラス票は加算されマイナス票は減算されます。その結果、得点の多かった車が大賞を受賞します。そして奇抜なトロフィーがメーカー開発担当者に渡されます。
投票されたい方は、ハガキのみ受付けということで、投票内容と、住所・氏名・電話番号を記入の上、郵便番号231-8542、TVKテレビ「新車情報大賞」係り宛。期限については言ってませんでしたが、例年、告知されてから何週間か受付けると記憶してます。このメルマガ上でも随時、報告したいと思います。
三清さんが、「投票してくれた人の中から抽選でステキなプレゼントを差し上げます」と笑顔で言ってましたが、プレゼントが何なのか教えてくれませんでした。
★次週の予定
日産・セフィーロ